Thursday, August 30, 2012

8月30日の現場

ちょっとアップし損ねていた8月30日時点での現場の様子の写真です。

西調布の駅。ついに最後まで残っていた山下酒店がなくなり更地になりました。しかしこうやって全貌が見えるとつくづく不細工な駅舎で悲しくなります。


快晴。こう暑い日が続くと現場も大変だろうと思います。


現場の道路側に置かれたエコキュートのタンク。これをみて何かの機械だと勘違いして、この現場では工場を建設しているのではないかとクレームをつけてきた人がいるそうです。大迷惑。


サッシと躯体の間を埋めるモルタル(?)つめ~るモルタルというネーミングが笑える。なんで建材ってこんなネーミングが多いのでしょうか。


1階エレベータ前から2階を見上げたところ。なかなか面白い景色です。


3階窓周りの額縁もきれいにできあがっています。少しきれい過ぎるような気もします。


3階のサッシを取り付ける方立てと無目。ディテールは図面で見ていたので理解はしていましたが、できてみるとなんだか意外な印象。思ったよりも力強い感じがします。


躯体とサッシの取付部分。こんな風に取り付けられているのですね。図面は見たことがあっても実物は初めてみるかも。


3階北側のトップライト。


3階キッチン周りの配管です。周りの床下地はモイスという材料。この上に輻射冷暖房の設備が敷かれ、その上にフローリングが敷かれます。


ここで打合せをします。


テラス側のサッシと方立。


屋根の板金とコンクリート腰壁の上端と木の壁柱が取り合うところ。


暑過ぎて体調を崩していたという板金屋さん、いつの間にやら屋根の板金工事が終わっていました。


階段の段板が乗る位置などを指示する墨だと思います。


2階寝室前のフィックスの窓です。


2階寝室の窓。床が躯体から上がって仕上がってきたので、相対的に窓の高さが低くなり、隣の建物がよく見えるようになってしまいました。この窓のブラインドもあまり開けることはなくなりそう。。


根太フォームという断熱材の床材の中に2階床に開けられた開口部が埋まっています。1階が見えて不思議な感じがします。


子供室。これを広いと感じるか狭いと感じるか。


Thursday, August 2, 2012

現場での打合せ

夏に入って仕事の時間に融通が利くようになったので、いつもは参加できない定例打合せに参加しました。

内容的には先週田中さんの事務所での打合せの時に出たことが多かったように思います。感心したのは渡邊さんと平川さん、特に平川さんのメモを取るスピードの速さ。文字も早いけれども簡単な図を描くスピードはビックリするほど速い。こうやって建築の文字と絵の入り混じったメモを取るためには手描きの訓練が欠かせないなと思いました。

これは打合せテーブル。断熱材の上に合板を載せただけの即製テーブルと断熱材を重ねただけの椅子。意外と断熱材が固くてお尻が少し痛くなりました。我ながらヤワ。


打合せの終わりに地下も見に行きました。地下はもう配管関係が終わって、床の下地が張られていました。うっかり写真を撮るのを忘れてしまったのですが、だいぶ室内らしくなってきていました。

今日の打ち合わせでも話題になった3階テラスのカウンター。カウンターの下に室外機を設置するのですが、設備屋さんからスペースが足りないとの指摘があり、田中さんがメーカーに問い合わせて何とかなりそうだとの当たりを付けました。少しでもクレームのリスクを背負いたくない職人さんと、何とかキレイに納めたい意匠とのせめぎ合いのようです。


3階の室内では職人さんが昼食を食べていました。断熱材も張られて、風通しも良いのでそれなりに涼しく感じられました。こんな感じだったら夏の暑さもしのぎやすいかな。


トップライトの突出部分が見えています。この暑さで板金屋さんが体調を崩してしまって板金工事が少しずれ込んでいるとのこと。これだけ暑いと屋根の上で仕事をする職人さんは本当に過酷だろうなと思います。


2階のユニットバスの天井から垂れ下がる配線のケーブル。この部分は配線が集中しているのでものすごい数のケーブルが束ねられています。現代の住宅を成り立たせているのは、こういう完成すると目に見えなくなってしまう裏方の設備類なのだなと実感します。


ついに駅前広場の敷地に一件だけ残っていたお酒屋さんの解体が始まりました。着々と街並みが変わっていくのを見ていると行政の力って強大なものなのだなと感じます。



Friday, July 27, 2012

家具などの詳細

久しぶりにopenvisionに行って夕方から打合せをしてきました。

打合せの内容は、主に家具の詳細について。
地下の階の寝室に設置する間仕切り家具の納まりを検討しました。端部の勝ち負けをどうするか、内部の仕上げをポリ(ポリウレタン?)にするとしたら何色が良いか、と言った本当に細かいことを丁寧に検討して決めていきました。

続いて母のデスクの背後の収納、父のデスクの上部に付く本棚、1階に移って、キッチンの吊り戸棚、2階の玄関収納、3階のキッチン及びキャビネット、南側の本棚とフィガロハウス、と一つずつ、細部まで作り方を検討しました。

正直、あんまり細かいことは職人さんが適当に決めてしまうのかな、と思っていたのでとことん設計の側で指示を出すことができるというのは少し驚きました。膨大に決めることがあるので骨が折れますが、細部までコントロールして設計することができるというのはやりがいのあることだというのも間違いありません。


ちょっとした問題が発生していることも判明。
↓この箇所。配筋検査の時も何か気になって写真を撮っていました。2階の洗濯機置き場です。


そして型枠が外れた状態がこれ。これを見てもまだ気づきませんでした。


田中さんから少々現場との意思疎通が出来ていなかった箇所があると言われて初めて気が付きました。

この斜めになっている壁の箇所、階段の上部はこれで良いのですが、階段より手前の部分についてはちゃんと床に垂直な壁になっていなくてはならないのです。

2階玄関収納を検討していると、この部分がどうにもこうにもおかしな形になってしまって困ってしまいました。あまり名案もなく、出来るだけ目立たないようにしましょうというところで時間切れ。ちょっと残念でした。

その他にも、巾木をどの箇所には付けるか省略するか、3階のリビングに出てくるサーキュレーターのスパイラルダクトをどの程度の高さまで伸ばすか、などなど検討しました。

6時過ぎから始めた打合せは終わったのが10時半。なかなか密度の濃い打合せだったと思います。


Thursday, July 19, 2012

現場の様子3

地下の様子です。
ユニットバスが設置されています。地下は床下に高さがあるので、ユニットバスが浮いているように見えます。



側面の開口部。ここは嵌め殺しではなく開閉できるタイプなので、枠が大きくなってしまってガラス面が結構小さく見えます。


そしてエレベーター。いつの間にやらもう出来上がっています。


西側の端から振り返ってエレベーターの方を見たところ。


1階の位置に停まっているエレベーターのゴンドラを実際に見て、内部に純正のパーツの手摺を付けるかどうか検討します。
奥行きの浅いタイプのエレベーターを選択したので当然なのですが、実際に見てみると思っていたよりも小さな空間。閉所恐怖症だったら乗りたくないだろうな、などと考えてしまいました。


子供部屋のサッシも取り付けられるのを待っています。


それにしても暑い。現場の皆さんご苦労様です。


現場の様子2

3階の南側のトップライトが取り付けられています。
ベルックスという会社の製品です。南側なので陽射しがさんさんと降り注いでいます。


よく見ると、窓周りの詳細が描き込まれています。
手前の木構造材の木口を見ると、陽射しで乾燥したためか柱同士が縮まって少し隙間が出来ています。意外と早くに歪みが出てきてちょっと驚き。


西側の開口部に嵌められるサッシが立てかけられています。大きい。地下の西側のサッシと同じ大きさらしいのですが、こうやって室内に置いてあると余計に大きく見えます。


現場打合せの為か、職人さん達の食事用なのか、テーブルが作られています。


3階は明るくて気持ちよい空間です。


3階の屋根の端部です。奥に見えるのはトップライトの突出部分。


現場の様子1

しばらくぶりに現場に入ります。今日はユニットバスに取り付ける手摺や風呂フタ架け、エレベーターの手摺などの位置を実物を見て決めます。

快晴。


玄関ホールの外を眺めるための窓も設置されています。


玄関ドアも取り付けられて、ミイラのようにテープで厳重に養生されています。


1階ダイニングの突き当たりの開口部。そして手前にどっさり置かれているのが、以前の月ビルで使用されていたシステムキッチンのパーツです。


2階もユニットバスが設置されています。廊下側に大きな開口部を設けてプレキシグラスという半透明のアクリルで窓を作るのですが、このくらい南側から光が入っていれば、お風呂場も自然光でけっこう明るくなりそうです。


取付を待つ窓。


これが問題の子世帯玄関の南側に付く窓の為の開口部。コンクリートの躯体を打ってしまった後に、サッシ屋さんからこのサイズの窓は製作範囲を超えていて作れないと言われてしまったのです。このタイミングでそんなことを言い出すのはいくらなんでも酷いのですが、なんとかせねばなりません。


3階へ上る階段。3階の木構造あらわしの表面に反射した木の色が階段に映り込んでいてとてもきれいです。


Tuesday, July 10, 2012

地下の様子

最後に地下です。
上棟式の日は地下に下りられなかったので本当に久しぶりに中を見ました。
設備の配管が下から、つまり地下からだんだん上の階に移って行くので、地下は既に配管工事がかなり進んでいました。

地下は床がスラブよりもだいぶ高い位置に作られる予定なので、床下の空間にたくさんの配管がされています。奥の職人さんはサッシを取り付ける為の下地の調整をしていました。


書斎のハイサイドライト。かなり光がたくさん入ってきます。


こちらも書斎のハイサイドライト。こちらは玄関の下になるので、少し暗めですがそれでもかなり明るくなります。


地下に作られるユニットバスの床が既に設置されていました。上に資材が置いてあるのでわかりにくいですが、この部分が洗い場になります。


西側から道路方向を振り返って見たところ。書斎のハイサイドライトがかなり明るいことが分かります。
右下にちょろっと見えているのがユニットバスの浴槽。


天井面に埋め込まれているオレンジ色のものが躯体内に先行配管されたチューブの端部です。


地下と1階をつなぐ階段は上の方の数段が鉄筋コンクリートで既に出来ているのですが、下の方は家具と一体化して作られるのでまだありません。今の状態だと上り下りがちょっと怖いのですが、平川さんはさすがに身軽でひょいひょいっと上って行きます。