Monday, October 1, 2012

ディテール

親世帯のリビングから階段を上がってきたところのコーナー。
ピン角といってすっきりとした直角のコーナーが左官できれいに仕上げられています。


写真右側がコンクリートを白く塗装したもの、左側の黄色っぽいのがプラスターボード。
この二つの面をそのまま繋げて塗装してしまうと、境界線に後から亀裂が入ってしまうので、最初から見切り材という物を挟み込んで二つの面の縁を切っておきます。


今日現場を訪れたのはこのようにコンクリートには付きもののセパ穴をどうするか田中さんと話し合うためでした。モルタルで埋めて化粧を施せばほとんど分からなくなるとのこと。
最初は建物の成り立ちが分かるし、そのまま残しておくのが良いかなとも思っていたのですが、テラスの周囲を取り囲む腰壁にたくさんのセパ穴が残っているのはなんだかうるさいような気がしてきました。少しだけ消してもらって、ある程度残すという選択もあり得るのでしょうが、中途半端になりそうな気がしたので、目立つところは全て消してもらうことにしました。チョークで×印が付けられているのが消されるセパ穴です。


No comments:

Post a Comment