Thursday, September 27, 2012

1階の様子

1階のダイニングから西側を見たところ。

この窓から見た景色が最悪。裏のアパートの物干しスペースになっているベランダが丸見えなのです。けれども、これを視界から隠す良い方法がないのが悩みの種です。


1階のキッチンが取り付けられています。こちらは以前の月ビルで使用していたものを再利用しています。このキッチンの幅がぎりぎりで、冷蔵庫を置くスペースを確保できるかミリ単位で調整しているのです。


家具が設置されました。
コンクリートの無機質なグレー一色だった空間に木の質感と色味が持ち込まれて雰囲気が一変しました。


ダイニングのあたりから飾り棚を見たところ。


飾り棚の存在感がかなりあります。大きな家具なのでちょっとリビングになる予定のスペースが圧迫されているようにも見えます。ソファなどの家具を置いて雰囲気が変わることに期待です。


2階の様子

2階の子世帯寝室。
ラジアン冷暖房機が設置されるスペース、スイッチなどが取り付けられる柱が取り付けられていました。
寝室もガランドウだったときに比べるとなんだか小さくなったように感じます。


子世帯お風呂場。ユニットバスと廊下の間に壁ができてきました。


子世帯洗面所。
もう既製品のメディシンボックスが取り付けられています。
左端のパイプは建物全体の空気を循環させるためのもので、黒い部分にファンが入っています。このファンの向きが夏と冬で反転し、冬は3階の暖かい空気を地下に送り、夏は地下の冷たい空気を3階に送るという仕組みになっています。


2階親世帯子供室前。
子供室部分は外断熱ではなく、内部から断熱をするのでこのような断熱材が張られています。
天井はラワンが貼り付けられた断熱材のパネルをそのまま仕上げにすることになっています。


断熱パネルにはダウンライトが埋め込まれています。


子供室では大工さんが恐らく2段ベッドを作っているのだと思います。


子供室前の廊下。右の扉から子世帯のスペースに入れます。


子世帯の洗濯機置き場。壁には水栓が取り付けられていて、左側の天井付近から分電盤につながる電気の線が大量に突き出しています。


子世帯の玄関脇にある窓。
コンクリートを打設した後に、窓のサイズを小さくしなくてはならないことが判明して、窓の周囲の額縁が大きくなっています。これはこれで面白いような気がします。
壁が塗装されたら雰囲気もだいぶ変わりそうです。



テラス周り

3階のテラス。

このカウンターの下にヒートポンプの室外機が置かれるのですが、その配置が難しく田中さんが粘り強くメーカーと設備屋さんと交渉して下さっています。

来週の月曜日にはコンクリート補修について決めるため、現場で打合せの予定です。
コンクリート打設のために必要で、できあがった後に残るピーコンの穴の配列がやや乱れていたりして気になる箇所を補修で目立たなくしてもらうのです。


雨樋もいつの間にか取り付けられていました。


インテリアに悩む

3階の壁と天井。質感と量感があってとてもユニークな空間を作っています。


床が張られて以前より天井に近づいたことや、色々とものがゴチャゴチャ置かれていること、それとテラスとの間にサッシが入り境界線が明確になったこと等が効いているのか、上棟式をやったときに比べると、空間のサイズが一回り小さくなったような感じがします。
この空間を上手く活かして生活することができるだろうか、と最近少し不安になってきました。
竣工写真を写真家の方にお願いして、住み始めてから少し経ってから撮影してもらうことになったのもプレッシャーになっています。


壁と天井に使用しているベイマツの色が以前よりも赤味を増したように感じます。
圧倒的に広い面積がこのベイマツで覆われているので、これに合わせたインテリアを考えなくてはならないのですが、なかなか想像がしにくくて悩んでいます。


人研ぎのサンプルを見に来た妻と息子。
人物の背景として壁面を見ると、なかなかボリューム感と迫力。



人研ぎ

3階キッチンカウンターに使用を検討している人研ぎのサンプルを見ました。

昔の小学校の流しや団地の流しに使われていた工法で、色目のある石を混ぜ込んだモルタルを、固まった後に研ぐように削って、人工の大理石のように仕上げる方法で、使用するモルタルと混ぜ込む石の種類で色や質感が変わってきます。


ちょっと昔懐かしい感じになりがちかなと思っていたのですが、実物を見てみると想像していた以上に良い印象を受けました。
けれども、モルタルを使用していることもあり、キッチンカウンターとして使用すると臭いがしみこんだり、染みがついたり、場合によっては衛生的ではないこともあるとか...
まあ、デメリットもあるからより高価な人工大理石に取って代わられてしまったのでしょう。
今回もそのような性能的な面で妻の心配が拭いきれなかったので、サンプルを取り寄せて頂いたのですが、結果的には人工大理石を選ぶことになりそうです。


人研ぎにした場合、重量がかなりあるので、カウンターを支えるキャビネット部分の作りも若干かわってくる可能性があるとのこと。そろそろ決めないと間に合わないということもあり、少々焦り気味。人工大理石も種類が色々あるので早く決めなくては。

窓周り

9月27日の朝、3階のキッチンカウンターに使用することを検討している人研ぎのサンプルが届いたというので現場に見に行ってきました。

3階の窓にガラスがはめ込まれています。
左下がサッシ。オーク色に塗装されたタモが額縁になっています。シャープな鉄骨の構造と木の造作がコントラストを作っています。


フィックスのガラスの足下。
結露受け?こんなディテールになっていたことを今更気づきました...


テラス側もフィックス部分のガラスが入っています。内部と軒下の面が連続しているように見えます。


ガラスはパイロクリアという製品を使っていて、網の入っていない防火ガラスです。
網が入っていない分透明感があり、内外の連続感が損なわれない効果があります。
因みに日本板硝子の製品です。旭硝子にもファイヤーテンパという同様な製品があります。


Friday, September 21, 2012

窓フィルム、既存家具

先日の定例の際に保留とさせてもらった3階西側窓面に貼る予定のフィルムについて、それぞれの種類の性能表を田中さんが送ってくださいました。

定例の際には、窓にフィルムを当ててみて、やはり透明に近いものが良いなと感じていたのですが、木曜日に現場を見に行った妻が外からの視線が気になるので不透明にして欲しいと主張してきました。

西側はかなり遠くまで高い建物はないから、窓際に立っているときに下から見上げられない限り、直接見られることはないと、説明したのですが外から見られるかもしれないというのは気持ち悪いと言われて、仕方なく乳白色のフィルムを貼ることにしました。ちょっと残念。。。フィルムは張り替えることも可能だから、住んでみて将来的に張り替えるのもありかな、等と妄想してみたり。


1階のリビングに設置する既存家具(飾り棚)についても田中さんからのご相談。飾り棚の一番上の段の扉が着いている部分の内部に配線スペースを設けることになっていたのですが、棚についている扉の厚みを計算に入れていなかったので、今のままの配置では配線スペースを隠すことができず、扉を開けると配線が見えてしまうらしいのです。

なので、飾り棚全体を20mm前にずらして、飾り棚の背後に空いたスペースは棚と同じ木材で隠すのはどうか、とのこと。しかしリビングはあまり幅もないのでほんの20mmとは言え削りたくないところ。仕方ないので、もともと張り出している飾り棚の下部のキャビネット部分はそのまま壁に合わせて設置し、上部のみ20mm前に出して解決することとなりました。

RC打ち放し天井で先行配管というのは先の先を読まなくてはならず、つくづく難しいものだなと思い知らされたような気がします。

工事全体の追加分、削減分を計算した増減の試算がそろそろTH-1から近々出てくる予定です。これもドキドキ。これ次第で外構工事や家具なども予算を削らなくてはならなくなると思います。

キッチンあれこれ2

木曜日の午前中、僕は仕事で同席することができなかったのですが、田中さんと妻で話し合ってもらいキッチン周りの詳細を話し合ってもらいました。

その結果、生ゴミ処理機はこれまでキッチン左端にあったものをシンクの右側に移動。
シンク下と食洗機下の引き出し収納はできるだけ深くする。
シンクの水切り台は既製品を使用する(合わせて製作してもらうことにしていた)
カウンターは人研ぎの衛生面が心配→人工大理石のサンプルを送ってもらう。

ということになりました。
色々と変更点が出てしまって反省。工期的にキッチンの内容を決めるのはぎりぎりのタイミングのようなので、少々焦ります。


打合せの内容を反映して作成してくださった図面がこれ。


非常に細かく指示が書き込まれています。

人研ぎにするか人工大理石にするか早く決めなくては。


そして21日(金)の夕方に田中さんから電話。

キッチンズキッチンの昇降式換気扇の国内の在庫がほとんどないため、納期が10月末から11月第一週になってしまうとのこと。11月3日に入居の予定なので微妙なタイミング。完了検査や消防の検査には換気扇の設置が間に合わなくても問題ないらしいので、最悪数日間換気扇なしで過ごせばよいけれども。。。

当初のアッカスタイルの換気扇と横一列のtekaのIHの組み合わせにすれば、納期にも問題が生じないし、排気ダクトの遠回り問題も無い。でも今ひとつ好きになれない換気扇のデザイン。。。

迷いが生じてきました。

でも、ほんの数日換気扇がなくても死にはしないし、tekaの横一列IHよりはAEGのIHの方がデザインも性能も良さそうだし、ということで納期の問題はあれども、決定を翻すことはしないことにしました。

Wednesday, September 19, 2012

キッチンのあれこれ

先日(9月15日)に用賀まで見に行って残念なが見られなかったアメリカ製の昇降式の換気扇について、田中さんから再度連絡がありました。

現在壁面に排気用に空いている穴の位置は以前に選択していたアッカスタイルの換気扇に合わせたものなので、今度のキッチンズキッチンの換気扇にすると高低差があるため途中に油がたまって数年でトラブルの原因になるため設置は難しい、けれどももし魚焼きグリルがなければ問題はないだろうとのこと。

先日のショールームの見学でもグリルなしIHは収納がたくさん取れるし魅力的だと感じていたので、それで問題が解決するならと、妻とも話し合いグリルなしIHを選択することにしました。

しかし今度のキッチンズキッチンの換気扇の場合、排気ダクトをやや遠回りをさせて排気口まで持って行かなくてはならないので、カウンター下のスペースが少し犠牲になるというデメリットもあります。すこしキッチンキャビネットの配列が変わることになりそう。ダクトの配管ルートなど想像しにくいところもあるので田中さんに図面にしてもらうことにしました。

そして送って頂いたのが以下の図面です。

なるほど、左の生ゴミ処理機が入る予定の場所の奥のエリアがダクトのために犠牲になっています。こういうことか。


キッチンを正面から見た展開図です。


これまでのやりとりも一通り折に触れて妻に説明していたのですが、説明不足ということもあるだろうし、行き違いもあるだろうと思ったので、妻と田中さんで直接打合せをしてもらうことにしました。正直、すべてのやりとりを僕が代表して田中さんと話し合うというのに最近やや無理を感じているということもあります。

Tuesday, September 18, 2012

キッチンテラス、電気容量

田中さんより先日の打合せの内容をまとめたメールが送られてきました。

先日の打合せのあと、帰り際に平川さんから聞かれていた契約電気容量の件。
設備設計をしてくれたYMOの試算だと随分大容量の電気を契約しなくてはならないことになっていたので、再度電気屋さんに計算してもらい、同時使用しても大丈夫な容量を教えてもらったとのこと。

15k=75アンペア、12k=60アンペアということになるそうで、
1階は15k、2階は12kで事足りるだろうとのことでした。

個人宅としてはやや大容量のような気がしましたが、オール電化ということもあるし、今回導入する輻射冷暖房の設備がどの程度効果的なのか、どの程度電気を必要とするのか不明な点もあるので、少しゆとりを見ておくのが良いだろうと思います。
後から東電に連絡して契約電気容量を少なくしてもらうことも可能らしいので、電気屋さんの計算してくれた容量でお願いすることにしました。

ちなみに、基本料金は
12kで¥2,646
15kで¥3,365
だそうです。

土曜日の定例の後の打合せで話し合った1階キッチンの外側のテラスの詳細についても田中さんからのメールに図面が添付されていました。


図面にして頂くとどのようなことだったのかかなりクリアになります。
大体打合せの時に言葉でやりとりしていたことの理解は間違っていなかったことが確認できてほっとしました。
それにしてもフラットバーとアングルという部材を組み合わせて立体を形作るのってなかなか複雑。瞬間的には理解できません。訓練が足りないなと痛感しました。

Saturday, September 15, 2012

9月15日の現場定例


現場に4時に到着し定例。

渡辺さん、平川さんとも暑さと疲れと忙しさのせいかやややつれて見えます。

まずデッキ材の色の確認。地下と1階のデッキは栗、3階テラスは壁と天井の色に合わせて選ぶことにしました(松?)。

ガラス貼るフィルムのサンプルを実際にガラスに押し付けて見るとどうなるか見てみる。ニュートラルの少し暗めで透明感もほどほどある50とか35くらいで良いのではないかと思いましたが、遮熱性能などのデータが手元に無いので幸子さんが来週開けにその内容を送ってくれて、検討することになりました。

キッチンと一階のタイルの確認。白くペンキを塗る場所の下地の色を少しだけグレーの混じった色にする。真白は返って寒々しい印象。

そしてかなり細かい箇所について塗装の種類を決めて行きました。家具の内部や扉の枠、框などなど。クリアラッカーにするかオスモにするか、AEPにするかオイルペイントにするか。手垢が付きやすい箇所、拭き掃除をする場所はオイルペイント、三部ツヤ。シナはオスモでは染み込んでしまってけばけばするのでクリアラッカー、と言うルールで決めていきました。ある程度ルールのようなものが無いと、こんなにたくさんの箇所を一つ一つ決めるのは難しいと思います。

人研ぎと人造大理石にした場合の追加の見積もりをもらうが人研ぎが125000くらい人造大理石が300000強。かなり値段の開きがあります。人研ぎにせざるを得ないだろうなあと思う。色味は白っぽい淡いグレーでサンプルを作ってもらうことになりました。その他にどんな色味の骨材があるのかも見せてもらえる様にお願いしました。

その後現場を回りながら必要なことを決めて行きました。

まず階段の段板の止め付け方。コンクリートに木の板を載せるので反ったりする可能性があるので上からビスを打って留めたいとのこと。仕方ないので了承する。幸子さんは少ない箇所の方が良いと言っていたけれども真ん中に木栓が揃うよりも4列で真ん中を外した方が良いと思ったのですその様にお願いしました。

窓の額縁の塗装について、3階は濃いめの色。2階はシナを使っている箇所が多いのでクリア塗装。子ども室側は既に濃い色で塗られていたがそっち側は濃い色で問題なし。天井が断熱材付きのラワンいたの素地仕上げなので色味的に問題ないと思いました。

外に出て外部配管に使うラッキングの板金の色を決める。温水管などを断熱材で包んでそれを覆うものらしいです。他の塩ビ管に合わせて微妙な色合いでしたが緑がかったグレーしました。

父の書斎の上部に当たる1階ベンチの下の部分の色の塗り分けの境界線を検討しました。ベンチ下端まで垂直面は漆喰、床タイルを抑えるアングルも白ということになりました。フロアによって仕上げが違うので、フロアの境界をまたぐ部分は扱いが難しいです。

木製サッシの額縁はサンプルも見たのですが、光の加減でよく分かりません。職人さんに任せてサッシの色になるべく近い色で調色して塗ってもらうことにしました。

1階のダイニングまでは既にタイルの下地となるモルタルが敷かれています。早く敷かれて硬化している部分を乗り越えて地下に降りました。地下ではわずかに突出しているホールと寝室の間の梁の側面を漆喰で塗るか天井に合わせて打放しのままにするか話し合い、垂直面は漆喰を塗ると言うルールで行こうと言うことになりました。

父の書斎からの窓の見上げはなかなか面白い位置関係になっています。書斎のスペースとしてはかなり籠っている感じになっているように感じました。

3階に戻り、父に電話をしてTH-1のスタッフが飾棚を取りに行く日時を父と相談して20日の10時と決めました。合わせて冷蔵庫の寸法を父に測ってもらいました。1階のキッチンは幅がかなりシビアらしいのです。当初は620mmと伝わっていて、しかし現場では10mmしか余裕が残っていないとのこと。父からすぐ返事の電話があり計ってみたら実際は600ミリとのこと。渡辺さんがホッとしていました。

最後にさっきタリーズで打合せした内容と同じ家具の収まりについて話し合いました。子ども室の収納の奥行きを増やしてカーテンが戸先ギリギリまで来る様にすることになりました。

渡辺さん平川さんとの定例が6時ごろ終わってから田中さんと1階キッチンの裏に作るデッキの手すりについて話し合いました。現況では万年塀側には手摺をつけていないのだがつけた方が良いだろうと言うことになりその手摺の取り付け方を幸子さんに説明してもらいました。アングルやらガセットプレートとやらを組み合わせて作るので納まりがややこしい。

特にその手摺の先端に扉を付けて普段は閉めておけるような機構をどうやって作るかと言うことを考えました。しかし普段鉄骨の納まりなど考えていないぼくに取って田中さんの思考についていくのはかなり困難。アヤフヤな返事しかできずなかなか結論がでません。結局、門扉用のフランス落しの様な大きめの金物を使うことに決めて良しとしました。

やっと終わって帰ろうとしたら平川さんに捕まり、洗濯機置場の照明が50Wのクリプトン球になるが良いか聞かれました。元はなかった天井がついて浅くて小さいサイズのダウンライトしか付かないためだそうです。クリプトン球自体は珍しいものではなくコンビニでも買えるものだということなので、よしとしました。

もう一点、1階ダイニングにルイポールセンの照明器具PH50の白は納期がかなり掛かるので竣工に間に合いませんとの報告を受ける。確かココナッツホワイトを指定するつもりでいたので、それと同じ色のことなのか確認しなくては。

キッチンズキッチンの換気扇


ポーターズ・ペイントでのワークショップの後、タリーズで昼食を取り、田中さんと少し打合せ。

3階テラスのカウンター下に設置する室外機の配置が中々難しく、いまこのような形で交渉していると言うことの報告を受けました。見た目としてもカウンターの使い勝手としても、できるだけ奥の方に室外機を設置したいのですが、メーカーや設備屋さんとしてはメンテナンスや気流のことを考慮すると、なるべく手前に置いてほしいというせめぎ合いです。こういうところも田中さんはとことん粘り強く交渉してくれているのだなと頭が下がります。そのほか、家具の納まりの変更などを話し合って、次の目的地、用賀へ移動しました。


月ビル3階のキッチンは正面の壁面に換気扇を取り付けるのが難しい形状になっていることと、カウンターの奥行きにかなりゆとりのある設計になっているので、下引きといって、カウンターの上に吸気口があり、カウンターの下から外に抜ける排気口のあるタイプのものとなっています。

そのような特殊な換気扇の国産の製品がこちら。アッカスタイル社製。



この製品を指定していたのですが、最近になって、油煙の吸い込みが悪いというクレームがあり、メーカーとしては国産の3口コンロではなく、輸入品の3つ口が1列に並んでいる奥行きの少ないタイプのコンロでないと困るということを言われてしまいました。
具体的に言うと、Teka社の3つ口コンロです。


ただし、輸入のIHコンロなので魚焼きグリルはついていません。

そこで田中さんが新たに、キッチンズキッチンという会社の取り扱っているアメリカ製の下引き型の換気扇を紹介してくださいました。

それがこちら。昇降式だそうです。ちなみに湾曲しているアクリル板は関係ありません。


この製品が見られるということで来たのが用賀のリネア・タラーラというキッチンのショールームです。

ところが残念ながらすでに目的としていた換気扇はなくなり、BESTという社名の入ったやはり昇降式の換気扇に置き換えられていました。スムーズな昇降動作といい、タッチパネルによる操作といい、ちょっと高級そうな換気扇で、およびじゃないという感じでした。

目的の換気扇はみられませんでしたが、ショールームに展示されていた輸入IHコンロを見てキッチンの収納を見て、グリルが無い分、コンロのすぐしたから収納に使用出来て、それはかなりのアドバンテージだなと感じました。妻がグリルはオーブンレンジで代用できるから必須ではないと言っていたので、グリルなしコンロは検討に値すると思いました。

ポーターズ・ペイントでのワークショップ

しばらく忙しくてブログのアップロードが滞っていましたが、少しずつ遡って記録を残して起きたいと思います。

ワークショップに先立って寝室の壁に塗るペンキの色の候補を選びました。ブルー系3色とイエロー系1色。でもお貸し頂いた色見本では小さすぎて、実際に塗ったらどのような感じになるのかが想像できず大まかな方向性を決めるというつもりで選びました。ブルー系が本命で、もしかしたらイエローも良いかなと言う意外性もあり、ということで1色。




土曜日の朝、武蔵溝ノ口で田中さんと待ち合わせをしてポーターズ・ペイントへ。駅から歩いて7、8分のところに社屋があります。

まずはポーターズ・ペイントのスタッフの方と打合せ。持参した図面で塗る箇所を説明し、床に敷くリノリウムのサンプルと家具に使うシナの端材を見せながら、選んでおいた候補はどうかと相談に乗ってもらいました。
天井が打ち放しコンクリートであることも説明すると、スタッフの人は部屋の中に割と色んな色味の要素が多くあるので、イエロー系のターメリックを選ぶとちょっとゴチャゴチャした感じになってしまうのではないかとアドバイスをくださいました。ブルー系の色については木の色とも相性が良いので悪くないのでは、と。そして参考にと、ファイリングされた施工事例集を貸してくれました。
事例を見ていて感じたのは、想像していたよりも一段階彩度が高い位の方が、言い換えると少し思い切ってビビッドな色を選んだ方が楽しげに見えると言うこと。ただ残念なことに事例集にはサンプル帳のどの色を使用した事例なのかと言うことが一切書かれていないため、対応関係が不明でした。
そこで、打合せが終わってからサンプル帳を持って、社屋内のワークショップのためのスペースで実際にペンキが塗られている場所に行って、候補の色と近い色を見て参考にすることにしました。

左側が第一候補にしていたスモーキーブルーという色にかなり近い色だったのですが、広い面積に塗られているのを見てみると、グレーにかなり近く見えてしまい、退屈な感じがしました。


上の写真の右側と下の写真が、カーン(Kahn)という色に近い、少し緑がかったブルーと割と近い色で塗られた壁です。ちょっと刷毛跡を残す仕上げになっていてわかりにくいのですが、彩度としては、このくらい鮮やかでも良さそうだと思いました。


11時からワークショップ開始。参加費は一人1500円。

先ほど相談に乗ってくれたスタッフの方がまずスライドでペンキの塗り方について、養生の仕方からペンキの塗り方まで教えてくれます。

最近オーストラリアにある本社の方に逆輸出するに至ったという日本の色シリーズについても紹介をしてくれて、「みなさんも文明ではなく文化を大切にしましょう」と言われたのには少々驚きました。以前、ポーターズ・ペイントを訪れたときに対応してくれたスタッフの方も割と印象的なことを話す人だったので、こちらの会社はかなりポリシーがあって、スタッフもそれに誇りを持っているのだろうと想像されます。

スライドに続いて実際の体験です。今回はすでにペンキの塗られている壁に上塗りするので必要ないので省略ということだったのですが、スタッフの方がシーラーというもの(ペンキの染み込みを防止する目止め下地材)をちょこっと塗って見せてくれた後に、実際にペンキを塗り始めました。

参加者もエプロンと刷 毛を借りて紫の壁をピンク色に塗りつぶしていくという、やや病的な(?)塗り替えを行いました。大きな刷毛で手を動かす方向も特に気にする必要なく、塗り残しだけ無いように気をつけて塗っていきます。かなりアバウトに塗ってもまるで気にならないので、思ったよりもずっと簡単でした。

シーラーもペンキも一応乾くのに2時間必要と書かれているけれども、夏の乾燥した日だったら30分で十分とのこと。シーラーは一度塗り、ペンキは二度塗りする必要があるのですが、狭い面積だったら1日あれば十分完成できそうです。臭いもきつくなく、ホルムアルデヒドも含有量がとても少ないらしいので換気も気にしなくてよさそうです。


ほぼ塗り終わった状態。数人でやったので、あっという間に塗り終わってしまいました。


 最後に価格と納期の確認をして帰りました。
これくらいの労力だったら楽しそうだし、施主施工でも良いなという感触を得ました。