Friday, July 27, 2012

家具などの詳細

久しぶりにopenvisionに行って夕方から打合せをしてきました。

打合せの内容は、主に家具の詳細について。
地下の階の寝室に設置する間仕切り家具の納まりを検討しました。端部の勝ち負けをどうするか、内部の仕上げをポリ(ポリウレタン?)にするとしたら何色が良いか、と言った本当に細かいことを丁寧に検討して決めていきました。

続いて母のデスクの背後の収納、父のデスクの上部に付く本棚、1階に移って、キッチンの吊り戸棚、2階の玄関収納、3階のキッチン及びキャビネット、南側の本棚とフィガロハウス、と一つずつ、細部まで作り方を検討しました。

正直、あんまり細かいことは職人さんが適当に決めてしまうのかな、と思っていたのでとことん設計の側で指示を出すことができるというのは少し驚きました。膨大に決めることがあるので骨が折れますが、細部までコントロールして設計することができるというのはやりがいのあることだというのも間違いありません。


ちょっとした問題が発生していることも判明。
↓この箇所。配筋検査の時も何か気になって写真を撮っていました。2階の洗濯機置き場です。


そして型枠が外れた状態がこれ。これを見てもまだ気づきませんでした。


田中さんから少々現場との意思疎通が出来ていなかった箇所があると言われて初めて気が付きました。

この斜めになっている壁の箇所、階段の上部はこれで良いのですが、階段より手前の部分についてはちゃんと床に垂直な壁になっていなくてはならないのです。

2階玄関収納を検討していると、この部分がどうにもこうにもおかしな形になってしまって困ってしまいました。あまり名案もなく、出来るだけ目立たないようにしましょうというところで時間切れ。ちょっと残念でした。

その他にも、巾木をどの箇所には付けるか省略するか、3階のリビングに出てくるサーキュレーターのスパイラルダクトをどの程度の高さまで伸ばすか、などなど検討しました。

6時過ぎから始めた打合せは終わったのが10時半。なかなか密度の濃い打合せだったと思います。


Thursday, July 19, 2012

現場の様子3

地下の様子です。
ユニットバスが設置されています。地下は床下に高さがあるので、ユニットバスが浮いているように見えます。



側面の開口部。ここは嵌め殺しではなく開閉できるタイプなので、枠が大きくなってしまってガラス面が結構小さく見えます。


そしてエレベーター。いつの間にやらもう出来上がっています。


西側の端から振り返ってエレベーターの方を見たところ。


1階の位置に停まっているエレベーターのゴンドラを実際に見て、内部に純正のパーツの手摺を付けるかどうか検討します。
奥行きの浅いタイプのエレベーターを選択したので当然なのですが、実際に見てみると思っていたよりも小さな空間。閉所恐怖症だったら乗りたくないだろうな、などと考えてしまいました。


子供部屋のサッシも取り付けられるのを待っています。


それにしても暑い。現場の皆さんご苦労様です。


現場の様子2

3階の南側のトップライトが取り付けられています。
ベルックスという会社の製品です。南側なので陽射しがさんさんと降り注いでいます。


よく見ると、窓周りの詳細が描き込まれています。
手前の木構造材の木口を見ると、陽射しで乾燥したためか柱同士が縮まって少し隙間が出来ています。意外と早くに歪みが出てきてちょっと驚き。


西側の開口部に嵌められるサッシが立てかけられています。大きい。地下の西側のサッシと同じ大きさらしいのですが、こうやって室内に置いてあると余計に大きく見えます。


現場打合せの為か、職人さん達の食事用なのか、テーブルが作られています。


3階は明るくて気持ちよい空間です。


3階の屋根の端部です。奥に見えるのはトップライトの突出部分。


現場の様子1

しばらくぶりに現場に入ります。今日はユニットバスに取り付ける手摺や風呂フタ架け、エレベーターの手摺などの位置を実物を見て決めます。

快晴。


玄関ホールの外を眺めるための窓も設置されています。


玄関ドアも取り付けられて、ミイラのようにテープで厳重に養生されています。


1階ダイニングの突き当たりの開口部。そして手前にどっさり置かれているのが、以前の月ビルで使用されていたシステムキッチンのパーツです。


2階もユニットバスが設置されています。廊下側に大きな開口部を設けてプレキシグラスという半透明のアクリルで窓を作るのですが、このくらい南側から光が入っていれば、お風呂場も自然光でけっこう明るくなりそうです。


取付を待つ窓。


これが問題の子世帯玄関の南側に付く窓の為の開口部。コンクリートの躯体を打ってしまった後に、サッシ屋さんからこのサイズの窓は製作範囲を超えていて作れないと言われてしまったのです。このタイミングでそんなことを言い出すのはいくらなんでも酷いのですが、なんとかせねばなりません。


3階へ上る階段。3階の木構造あらわしの表面に反射した木の色が階段に映り込んでいてとてもきれいです。


Tuesday, July 10, 2012

地下の様子

最後に地下です。
上棟式の日は地下に下りられなかったので本当に久しぶりに中を見ました。
設備の配管が下から、つまり地下からだんだん上の階に移って行くので、地下は既に配管工事がかなり進んでいました。

地下は床がスラブよりもだいぶ高い位置に作られる予定なので、床下の空間にたくさんの配管がされています。奥の職人さんはサッシを取り付ける為の下地の調整をしていました。


書斎のハイサイドライト。かなり光がたくさん入ってきます。


こちらも書斎のハイサイドライト。こちらは玄関の下になるので、少し暗めですがそれでもかなり明るくなります。


地下に作られるユニットバスの床が既に設置されていました。上に資材が置いてあるのでわかりにくいですが、この部分が洗い場になります。


西側から道路方向を振り返って見たところ。書斎のハイサイドライトがかなり明るいことが分かります。
右下にちょろっと見えているのがユニットバスの浴槽。


天井面に埋め込まれているオレンジ色のものが躯体内に先行配管されたチューブの端部です。


地下と1階をつなぐ階段は上の方の数段が鉄筋コンクリートで既に出来ているのですが、下の方は家具と一体化して作られるのでまだありません。今の状態だと上り下りがちょっと怖いのですが、平川さんはさすがに身軽でひょいひょいっと上って行きます。




2階、1階の様子

続いて2階、1階を見て回りました。

これは親墨と言って建物を作る際にいろんなものの位置の基準となる線です。「D→500」と書かれているのはD通りの通り芯から500mmのところに親墨を引いています、という意味だそうです。500mmずれているのは返り墨とも言うそうです。同様に直行方向の基準となる親墨には「6←1000」と書かれていて6通りの通り芯から1メートルの位置ですよ、という意味です。


壁には施工図が貼られています。
平川さんに聞いたところ、建築家が書く意匠図のデータは一切使用せずに0から図面を起こすのだそうです。確かに図面の描き方も違うし、責任の所在という問題もあるだろうからしょうがないのかもしれませんが、非効率な気がしないでもありません。BIMが普及してくるとこのようなワークフローも変わってくるのかもしれません。
因みに使用しているCADソフトはやっぱりAutoCAD。VectorWorksは信頼感がもう一つだそうです。


縦に全ての床を貫通して空気を循環させるサーキュレータとなる管が取り付けられていました。


窓のサッシも搬入されていました。ダークブラウンにしたのは正解だったのか、出来てみないとまだ判断できませんが、ドキドキします。


月ビルで使用していた設備類も搬入されていました。洗面台やシステムキッチンなどは今度の新月ビルでも使用する予定です。寸法などを正確に把握するために現物をもう現場に置いておくのだそうです。


ヴェルックスの木製サッシです。これは3階のトップライトに取り付けられる予定です。
かなり大きくて重たそうです。人力で3階まで持ち上げて設置するのはなかなか大変そう。
これらを取り付けたときに3階の空間がどんな風になるのかとても楽しみです。


3階の様子

外壁に取り付ける配管用の塩ビ管をどの色にするか、サンプルを見て決めるために現場に行きました。上棟式以来始めて中に入りました。もう外からでは工事の様子がほとんど分からないので、とても楽しみにしていました。

業者の方が10時に来るとのことで、それまで時間があったので平川さんに案内して頂き、内部を見て回りました。

まず3階から。


窓周り。木構造の小口はそのまま見える状態で仕上げになります。
隣に断熱材が見えています。
この南側の窓は屋根面から少し突き出して取り付けられるので、奥行きが深くなっています。


ダイニングのペンダントライトの配線も完了していました。


屋根面には木毛セメント板が貼られています。


このところ暑い日が続いていて、屋根の上の作業はかなり暑くて大変だそうです。
職人のみなさまご苦労様です。

3階の室内は現在こんな様子です。