Tuesday, July 10, 2012

2階、1階の様子

続いて2階、1階を見て回りました。

これは親墨と言って建物を作る際にいろんなものの位置の基準となる線です。「D→500」と書かれているのはD通りの通り芯から500mmのところに親墨を引いています、という意味だそうです。500mmずれているのは返り墨とも言うそうです。同様に直行方向の基準となる親墨には「6←1000」と書かれていて6通りの通り芯から1メートルの位置ですよ、という意味です。


壁には施工図が貼られています。
平川さんに聞いたところ、建築家が書く意匠図のデータは一切使用せずに0から図面を起こすのだそうです。確かに図面の描き方も違うし、責任の所在という問題もあるだろうからしょうがないのかもしれませんが、非効率な気がしないでもありません。BIMが普及してくるとこのようなワークフローも変わってくるのかもしれません。
因みに使用しているCADソフトはやっぱりAutoCAD。VectorWorksは信頼感がもう一つだそうです。


縦に全ての床を貫通して空気を循環させるサーキュレータとなる管が取り付けられていました。


窓のサッシも搬入されていました。ダークブラウンにしたのは正解だったのか、出来てみないとまだ判断できませんが、ドキドキします。


月ビルで使用していた設備類も搬入されていました。洗面台やシステムキッチンなどは今度の新月ビルでも使用する予定です。寸法などを正確に把握するために現物をもう現場に置いておくのだそうです。


ヴェルックスの木製サッシです。これは3階のトップライトに取り付けられる予定です。
かなり大きくて重たそうです。人力で3階まで持ち上げて設置するのはなかなか大変そう。
これらを取り付けたときに3階の空間がどんな風になるのかとても楽しみです。


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