Saturday, March 31, 2012

アプローチの階段

今日は春の嵐。ものすごい風と途中から雨も加わりました。
現場はお休みだった模様。

この部分はあまり変化はありませんが、玄関前に張り出すテラスの型枠。
正面道路側はコンクリート打ち放しなので外壁パネルが無く、コンパネの型枠が取り付けられています。


よくよく見ると、この正面部分の型枠に玄関へのアプローチになる片持ち階段の輪郭が描かれていました。配筋用の穴も空いています。面白いなあ。



Thursday, March 29, 2012

1階スラブの配筋開始

朝現場を通りかかると平川さんがコンパネの上を掃除していました。
手前には配筋用の鉄筋が並べられています。



右端の箱状の部分は、父の書斎の上部に位置するハイサイドライトの型枠です。


夜には1階スラブの配筋が敷き詰められていました。



Tuesday, March 27, 2012

サンプルを見て打合せ

今日は午前中に父と母と一緒にopenvisionに行って、サンプルを見ながら素材の確認をしました。
妻は都合により欠席。


資材の搬入

今朝は大きなクレーン付きのトラックが敷地の前面道路に止められていて、資材を敷地に搬入していました。
敷地の間口よりも長いトラックだったので、敷地の中は見えませんでした。

木材とパイプ。仮設足場の為のものかな?


夜に見たら建物の北側にも外壁パネルが設置されていました。
手前のパイプは支保工かな?


Monday, March 26, 2012

外壁パネル取付け

今日も型枠の制作が続いています。
よく見てみると、手前の右側で働いている職人さんは女性。
珍しいな。


そして、夜通りかかってみると、すでに外壁パネルが取り付けられていました!
これから取り付ける分も搬入されています。
ついこの間工場で作っているのを見たばかりと思っていたのに。


Saturday, March 24, 2012

本日は休工

今日は土曜日だからか雨が降っていたからなのか、休工でした。

昨晩までに地下の天井を支える型枠がかなり出来上がっていました。
外壁のパネルが打ち込みで型枠を兼ねるので、今の段階では真っ黄色のコンパネでできた箱の様に見えます。

こうやって見ると地下はやっぱり少し暗いかなぁ、などと気になったり。


Friday, March 23, 2012

1F床スラブの型枠

昨晩の暗くてよく見えない写真と同じ状況ですが。
夜に見たら、黄色いステージの様に1F床スラブを支える型枠が出来上がっていました。


Thursday, March 22, 2012

1階の床が見えてきた

型枠の工事がだいぶ進んできました。
資材が置かれているので近づいて見られないのですが、外周壁に型枠が張り巡らされて来ました。


そして夜、現場の前を通りかかったら、既に1階の床スラブを支えるための部材が組まれ、支保工で床から支えられていました。
手前の左側に見えているのは玄関下に位置するハイサイドライトの開口です。


Wednesday, March 21, 2012

打合せ@openvision

夜から新宿で用事があったので、その前に田中さんの事務所に寄って打合せをしました。

まずはスイッチ、コンセントの位置決め。電気系統の配線経路を検討するためにも、今の段階で全ての階のスイッチやコンセントの位置を決めておく必要があるとのこと。

プランと展開図を見ながら、それぞれの場所での動作を想像してどの位置が使いやすいか、そして見苦しくならない配置は、と考えながら決めていきます。

たかがコンセント、されどコンセント。空間の中の極めて小さな要素に過ぎませんが、そこにどのような器具を接続して使用するのか、生活を想像してみないと決めることができません。現代生活の中には家電製品があふれていて、コンセントの数は意外にたくさん必要になってくるので、見た目にも目立たないようにする配慮が必要になります。場所によっては扉や抽出との干渉も気にしなくてはなりません。

続いてサッシの詳細。窓周りの印象を決めるとても重要な部分なのだけれど、情けないことに図面を見てもなかなか飲み込めません。飲み込めないというか、図面は見たとおりなのだけどそれが実際に作られたときにどのような姿になるのかが今一つ不鮮明にしか想像できないのです。明らかにこれは勉強不足。実物と図面を見比べてどのように感じられるのかということを照合して確認するという訓練が足りていないのだと思います。


Monday, March 19, 2012

配筋の是正工事

19日の朝。


平川さんと職人さんが恐らく先日の配筋検査の際に出た是正箇所を工事しているのだと思います。
地下の床には型枠用のコンパネ、支保工などが整然と置かれています。


Saturday, March 17, 2012

配線など

今日も現場で渡邉さんに会いました。本日の工事は電気などの配線、コンセントボックスの取付などとのこと。
オレンジ色のチューブは配線用のものかな?
建物の躯体に直接配管するので、こんなに早い段階からコンセントボックス等を取り付けたりするのですね。


そして来週からスタートする型枠作製のための資材も搬入されていました。


街のスケール感

駅前広場の仮囲いがなくなり、資材も撤去され大きな空き地になりました。


ついこの間まではこんなに密度のある街並みだったのに。
↓この写真に写っている建物は全て無くなってしまい、駅前広場になりました。


街が持っていたスケールが激変してしまったことが分かります。
因みに月ビルは駅前広場から6軒目なのです。

立ち上がる鉄筋

今日の3時から配筋検査があると田中さんからメール。今日は体調が優れず寝込んでいたので、外の空気を吸いに見に行くことにしました。

これはエレベーターシャフトの部分。鉄筋の密度が高く見えます。


田中さんと構造設計事務所の面々がTH-1の坂本さんに、配筋の是正事項を指示しています。
鉄筋の位置からコンクリートの表面までの厚みをかぶり厚というのですが、それが少し足りていない箇所があったようです。


一番奥のドライエリアとなる部分から前面道路方向を見たところ。
袖壁の配筋も完成して空間の輪郭がだいぶ見えてきました。


窓などの開口部周りには補強の為に斜めの鉄筋が入れられています。
換気口や配管用のスリーブ(穴)を開けるために◇の鉄筋が入れられています。


間もなく型枠が立てられて鉄筋は見えなくなってしまいます。

Wednesday, March 14, 2012

変わる街並み

仕事から帰ってきたら駅前広場ができる予定の土地の仮囲いがなくなり、広場が姿を現しました。こぢんまりした駅なので、駅前広場もコンパクトサイズ。でも大分風景が変わりそう。

駅舎もつい最近建て替えが終わり新しくなったのだけれど、広場に面する建築としてはずいぶんと貧相で残念でなりません。駅舎のような公共性の強い建築物はもっとしっかりしたファサードが必要だし、そのデザインプロセスには住民の声をくみ上げて形にすることのできる建築家がもっと関与すべきだと思います。


月ビルの隣の養老乃瀧、今日新築オープンです。自転車で来る人が多いので路駐輪がかなり悩ましい問題。袖看板もかなり明るいし、ちょっとやだな...


そして駅前広場予定地で頑張って立ち退かずに営業していた酒屋さんがそろそろ閉店しますと、貼り紙をしていました。ご近所なのでよくワインを買いに行ったりしていたので少し寂しいです。

街の新陳代謝と言えば良く聞こえるけれども、駅近辺のお店がみんなコンビニやチェーンの居酒屋ばかりになってしまうのには、何か一抹の違和感が残ります。


壁が立ち上がってくる

夜に現場の前を通ったら、もう奥のドライエリア付近の壁配筋が始まっていました。
一部分ではありますが建築の輪郭がおぼろげに立ち上がってきました。
これまで平面でしかなかったのに突如立体が姿を現し始めて、軽い衝撃を覚えました。


二回目もシロ!

昨日の夕方、放射能測定の結果が検査会社の方から報告され、今回も「検出下限値未満」だったとのこと。良かった~。ホッとしました。
今朝現場で渡邉さんに会い、放射能検査問題なくて良かったですね、と言って頂きました。ありがとうございます。

今日は壁の配筋を行うそうです。また鉄筋が搬入されていました。


毎日現場を覗きに行くので、もう職人さんにも顔を覚えられてしまいました。


Monday, March 12, 2012

コンクリートの打設(二回目)

今日は朝から配筋の是正を検査することとなっていましたが、ぼくは参加できず。13時からコンクリートの打設の予定でしたが、こちらも参加できず。と思っていたら4時前に現場を見たらコンクリートミキサー車が停まっていました。田中さんの姿も。急いでカメラを取りに帰り現場へ急行。配筋の溶接に予定していたよりも時間が掛かってしまってずれ込んだとのことでした。

まずは受け入れ検査。渡邉さんと平川さんが生コンの放射線測定をして下さいます。予定していた時間からずれ込んでいるせいか、後ろから職人が早くしないと日が暮れちまうよ、とヤジを飛ばしています。しかし、さすが現場監督、意にも介さない様子。


放射線測定は無事、安全な値が出ました。
しかし今日は構造体のコンクリート打設なので、他にも試験があります。
まずはコンクリートの流動性を計測するスランプ検査。写真の左に移っている円錐形の器にコンクリートを詰めます。


そして器をスポッと抜いたときにどのくらいコンクリートの形がひしゃげるか、高さと広がりを計測します。今回はスランプ13cm。許容範囲だけれどもやや固めとのこと。


その他、空気量なども計測して、記録をとりました。


検査に合格したのでコンクリート投入!


打設しているそばでも渡邉さんと平川さんが放射線の測定をしてくれています。


打設時間帯が遅くなり、今晩は冷え込むという予報なので、コンクリートが冷えてしまわないようにブルーシートを張って養生をしてもらうことになりました。

是正工事

昼過ぎに妻が撮った写真。
配筋の溶接をしています。
きっと是正工事だと思います。


Sunday, March 11, 2012

電子レンジが壊れた

来週の土曜日で結婚十周年。ということは新婚の頃に買った白物家電が寿命を迎える時期。
まず一番に壊れたのは電子レンジ。うんともすんとも言わなくなってしまいました。
無いと生活が非常に不便なので慌てて購入しました。
パナソニックのビストロ。


少々デザインに気になる点もあるものの、これでも比較的無駄の少ないデザインの部類。なんで日本の家電は、、、、とついまた思ってしまう。
ビルトインも良いなと検討はしたのですが、今の仮住まいにはビルトインできるスペースもないし、なにしろビルトインの機種は高価。取りあえず、これで手を打つことにしました。
それにしても日本の家電って置かれて使われる空間のことを考えていないデザインが多すぎるなぁ。

Saturday, March 10, 2012

是正

配筋検査の結果、現状の配筋では問題があることが判明しました。これを是正して下さいとの指示が構造の方から現場監督さんへ出ました。

梁となる部分のSTP(あばら筋)の形状に問題有りとの指摘です。(金田さんのメモ)


その他の是正事項は

①かぶり厚さの是正(③-C・D間付近)
②壁筋 定着位置の是正(②-B・C間付近)
③スラブ筋端部の位置是正(⑥-B・C間付近)


恐らく、是正事項の対応をしているところなどだと思います。
釜場(雨水槽)の辺りはもう型枠を組み始めています。
写真手前に少し散らかっている物の中にPコンという型枠を留めつけるための部材の取説のようなものが混じっています。



よく見ると地表面高さ辺りに位置を確認するための糸が張られています。



構造家のしっかり是正措置がとれない場合はコンクリート打設は中止です、との厳しい(ある意味当然ですが)指摘と、コンクリート打設のタイミングをにらみながら何時までには是正を完了させるので確認して下さいという現場のやりとりに、ほどよい緊張感を感じます。

Friday, March 9, 2012

配筋検査

今日は配筋検査。少し遅れていくと、雨の中構造設計事務所の金田さん、今月末で辞める金田さんを引き継ぐ長谷川さん、TH-1の坂本さん、平川さん、そして田中さんが現場で図面と配筋を照らし合わせて確認をしていました。

構造的にはこのような配筋が必要という話しと、作り方としてはあまり細かい配筋はコンクリートを流し込みにくいというようなこと(?)を議論しているようでした。


梁の部分の配筋。こんなに細かいピッチで密に配筋されるものなのですね。筋というだけあって、とてもマスキュリンな感じ。


こちらは雨水槽となる部分の穴。ここのことを現場の人達は釜場と呼んでいるようです。地下の工事をする場合、雨水や地下水を一度釜場に捨てて、それをポンプアップして排水するための穴が必要で、それを通常釜場と呼ぶのだそうです。


外周壁の位置、梁の位置が見えてきて、より空間のイメージが湧きやすくなってきました。


配筋検査が終わった後、近くのガストで構造のお二人と打合せをしました。
手摺に使う鉄の部材のサイズなどについて田中さんが金田さんに細すぎるかどうか確認したり、TH-1が作成してくれた施工図を金田さんがチェックしたものを田中さんに説明したり。

押すとぐらつくとか、重みでたわむとか、経験的に把握している事象について、このサイズの部材を使うと揺れますよ、とかこのスパンなら大丈夫とか数値的にパパッと把握してアドバイスをして下さり、さすがプロという感じがしました。でも専門家に聞くと万が一のことを想定するので、経験的につかんでいる感覚よりも基本的に安全側にアドバイスすることになり、ディテールはごつくなりがちだとも。なるほど。

ちなみに、金田さんの後任となる長谷川さんは学部では西洋建築史を研究していて、修士から構造の道に進んだとのこと。ちょっと親近感を覚えます。

Wednesday, March 7, 2012

外壁パネルの製品検査

今日は朝から津久井湖の近くにある東京セメント工業の工場へ行きました。月ビルの外壁に使われる断熱パネルを製作する会社です。

外壁パネルの名前はカルダンパネルというもので断熱材と断熱モルタルを一体化して成型した打込み断熱パネルと言い、東電工業という会社の開発したものです。

東京セメント工業はコンクリート二次製品(コンクリートを成型して作る製品)の会社だそうで、U字溝が大量に並んでいました。サイロと積み重ねられたグレーのU字溝がちょっと工場萌えな風景になっています。


月ビルの開口部などの位置により既製品の寸法とは異なるパネルを何種類も製作することになっているので、まずは設計図どおりにパネルが製作されているかを実際に測って検査します。


カルダンというのは恐らく軽くて断熱性があるという性質に由来するストレートなネーミング。モルタルにフヨーライトという軽くて断熱性のある砂のような物を混ぜて作られているようです。鋼製型枠に表面用のモルタルを吹き付けてからセメントを流し込み、その上から断熱材のパネルを押し込んで成型するそうです。そのためか、割と滑らかでコンクリート特有の荒々しさが無くきめ細やかな表面になっています。

続いて、載荷試験。この外壁パネルは現場でコンクリートを流し込む際に型枠としても機能するので、ドロドロの重たいコンクリートが流し込まれても割れたりたわんだりしないようにある程度の強度が求められるのです。


一度目は1.5KN(キロニュートン)で表面に皸が入り、二度目は2.5KNで表面に皸がはいりました。会議室に戻って、この製品の発案者である米内山さんがちょこちょこっとホワイトボードに計算式を書いて、あれっ、おかしいなぁ、この数字じゃまずいな、と言っていて、見ている僕らも不安になってきました。結果的には、60cmピッチで入れる支保工を半分の30cmピッチで入れれば問題なしということになりましたが、なんだかこちらがひやひやしました。


最後に現場監督の渡邊さんが、納期と納品時の品質管理について念を押し、田中さんが端部が見える箇所のタッチアップについて念を押し、しっかりと締めくくって下さいました。

配筋・ガス圧接

今日は朝から良い天気。現場に行ってみると平川さんと職人さんたちが何やら話し合っているのが見えました。


今日の工事は鉄筋のガス圧接。と言うわけでガスボンベが準備されています。


後で渡邊さんに聞いたところ、昨日雨のために中止した「抜き取り検査」というのはガス圧接した鉄筋を数カ所抜き取って、引っ張り試験をしてしっかりと圧接されているかを検査するという工程のことでした。雨のためガス圧接自体ができないため抜き取り検査を延期したということです。
知らないことは聞いて見るものだな。