今日は配筋検査。少し遅れていくと、雨の中構造設計事務所の金田さん、今月末で辞める金田さんを引き継ぐ長谷川さん、TH-1の坂本さん、平川さん、そして田中さんが現場で図面と配筋を照らし合わせて確認をしていました。
構造的にはこのような配筋が必要という話しと、作り方としてはあまり細かい配筋はコンクリートを流し込みにくいというようなこと(?)を議論しているようでした。
梁の部分の配筋。こんなに細かいピッチで密に配筋されるものなのですね。筋というだけあって、とてもマスキュリンな感じ。
こちらは雨水槽となる部分の穴。ここのことを現場の人達は釜場と呼んでいるようです。地下の工事をする場合、雨水や地下水を一度釜場に捨てて、それをポンプアップして排水するための穴が必要で、それを通常釜場と呼ぶのだそうです。
外周壁の位置、梁の位置が見えてきて、より空間のイメージが湧きやすくなってきました。
配筋検査が終わった後、近くのガストで構造のお二人と打合せをしました。
手摺に使う鉄の部材のサイズなどについて田中さんが金田さんに細すぎるかどうか確認したり、TH-1が作成してくれた施工図を金田さんがチェックしたものを田中さんに説明したり。
押すとぐらつくとか、重みでたわむとか、経験的に把握している事象について、このサイズの部材を使うと揺れますよ、とかこのスパンなら大丈夫とか数値的にパパッと把握してアドバイスをして下さり、さすがプロという感じがしました。でも専門家に聞くと万が一のことを想定するので、経験的につかんでいる感覚よりも基本的に安全側にアドバイスすることになり、ディテールはごつくなりがちだとも。なるほど。
ちなみに、金田さんの後任となる長谷川さんは学部では西洋建築史を研究していて、修士から構造の道に進んだとのこと。ちょっと親近感を覚えます。
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