Saturday, March 3, 2012

階段のこと、手摺のことなどなど

田中さんから添付書類のあるメール。期待どおり手書き図面が付いていました。
今日の相談は階段回り、手摺など。

西側ドライエリア周りの手摺は図面をせっかく描いて頂いたのですが、無くても良いのではないかと思い、省略してもらうことになりました。

エントランス階段の道路側手摺りに関しては、奥の壁側にあるし、階段幅が130cmもあるから必要ないのでは?という御意見。無いと不安かな、と思ったりもしたのですが道路側植栽との間を開放的にした方が良いということで無し。でも実際に使ってみて問題が生じたら付けられるように、詳細を変更して頂きました。

コンクリートを分けて打設する場合(1階と2階など)にできる打継ぎ目地というがあって、シーリングを施さなくてはならないので、通常のやり方だと建物の正面の打ち放しの壁面に余計な線が入ってしまいます。しかしこれは目地なし打継ぎという方法を使って目立たないようにしてもらえるとのこと。やはり東側はこの建物の顔だから変な所に余計な線が入らないことは大事。些細なことを実現するのには多大な労力と知恵が必要なのだなと改めて実感しました。


窓ガラスのサッシを壁の表面からどの程度の奥行きで嵌めるかということも相談。木製サッシを嵌める位置とはめ殺しのスチールサッシを嵌める位置をどのような関係にするのが良いのか、なかなか手がかりがなくて悩みました。最終的に木製サッシは外壁に近く、スチールサッシはより奥側に、適度な差を付けて嵌めることにしようとの結論に至りました。種類の違うものは見え方も違う訳で、となると扱いもしっかり区別した方が理にかなっているのだと思います。


1階から地下へ下りる階段の詳細。段板を支える構造が色々とあります。最上段の段板は片側を上面からビス留めして反対側をはね出しで支えるという方法だったのですが、なんだか不安定な感じがしたのと、上面からビス留めというのが今一つのような気がしたので、下側からアングルで支える形に変更してもらいました。

その他エントランスポーチ周りの植栽についても、この建物の印象を左右する大切な要素となりそうなので、どのような形にしたらよいか良く考えましょうということになりました。どなたか良い園芸家のお知り合いはいませんか?

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