日曜日の午後に建築家のTさんに御来宅していただき、施主となる我が家の面々に会っていただく。3時の約束だったのに、慌てて部屋の掃除をしていたら気づかないうちに3時になってしまっていて、大慌てでTさんを迎えに出ることになってしまった。
まずは両親たちの住む2階に上がっていただき、簡単に自己紹介していただいた後に、ポートフォリオを見せて頂く。「のびしろを持つ家」、「見守る家」、「規格住宅プロトタイプ」、骨コレクターさんの家など、数件を説明してもらう。的確で簡潔な説明に、さすがはプロだと感心させられる。作品に共通しているのは、簡潔に作って、可変要素を配置することで、場面や将来の家族の変化に対応できるようにしつらえるというやり方だろう。どれも派手さはないけれど、住み手のことをよく考えて練られた設計になっていると思う。
フォリオを見終わったところで母がお茶を入れてくれ、お茶を飲みながら設計のスケジュールの説明をして頂く。今すぐ設計を開始し、基本設計、実施設計を通常の期間で行っても、仮住まい期間を最短にすると考えると、更地化できるのは平成24年の2月末ということになる。というわけで、平成23年の12月末までに更地化をするという期限が付く今年度予算での保証契約という話はないだろうと言う結論になる。
建設費関連も説明してもらうが、思ったよりもコストが嵩む。5千万~6千万くらいが建築工事費だけで必要になりそうだ。やっぱり鉄骨造かな~。補償金をしっかりもらわないとかなり厳しいな。
グーグルドキュメントを使って家族で共有している新築への希望・要望をまとめたシートを現時点でお渡しすることにして、Tさんに見て頂く。目を通しながらTさんが話をふくらませて、こんな事ができたら良いですね、ということ幾つか雑談的にはなしをする。
更に僕が作成していたプランを父と母に見せて話をする。Tさんのお話だと、RCの壁式構造だともう少し壁厚が必要になりそうだということと、共有部分の廊下は共同住宅の場合120cmの幅員が必要になる場合がある、ということでプランの変更が必要かもしれないらしい。
続いて、現在の月ビルの状況を見てもらう。まずは2階。そして3階。父の手作りの家具やソリウッドの家具、ジョージナカシマの椅子などの写真を撮ってもらう。Tさんはニューヨークにあるナカシマの記念館にサリーさんに連れられて行った事があるらしい。羨ましい。話も通じて、父母が無垢の家具が好きだということをよくわかってもらえたと思う。
そして一階。ひとつづきの部屋を見て広いと言ってくださる。一通り見て、写真を撮って、雑談して終わり。
もう一度、二階に戻って今後の進め方を軽く話しあう。僕とはちょくちょく会えそう。次は1ヶ月後くらいにラフな設計をして模型を作ってプレゼンに来ようということになる。僕は今のところプランを考えるのに少々疲れてしまったので、Tさんにまずは案を作って頂きたいと思う。近々に家具の寸法を測ってお渡しすることにする。
いやー、どんなプランが出てくるか、ドキドキだなぁ。
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