現場に置かれていた細々した物たち。
これは木材と木材を剛接合するホームコネクターという金物です。
これを使用するためには講習を受けなくてはならないし、特許のせいなのか高額な部品なので使用箇所を減らしたいのだという事を計画の段階で聞いていました。
これがT型のもの。
Tの足の部分から接着剤を注入すると、両側から接着剤がはみ出してきて金具が挿入されている木材を剛接合してくれるのだそうです。
土台パッキン。東側の庇の部分で雨に濡れる可能性のある場所は、コンクリートの腰壁と木造のフレームの間にこのパッキンを挟み込んで少しでも水が木材に触れないようにします。
テラスのカウンターには職人さん達の色々な道具が散りばめられています。
既にカウンターとして使われ始めているのですね。
職人さんの道具。職人さんの作業は大まかに位置を決めて、それを微妙な調節をしてきちっと仕上げていくのですが、その段階を踏んで精度が上がっていく様を見るのは実に興味深いものでした。
こちらは縦型のホームコネクターという金物。土台となるコンクリートの腰壁と木造フレームを直接緊結します。最初は木造フレームと腰壁の間に一枚鉄板を挟み込む必要があるとのことだったのですが、無くても良いことが分かり、直接木造フレームがコンクリートの上に載っかることになりました。
これはレーザー墨だし機かな?立派な箱に入っていましたが、僕らが3階に上ってからは使われていませんでした。
職人さんの腰からぶら下がっている道具入れ。年季が入っていてかっこいいです。
ホームコネクター用の接着剤。
2種類の液体から出来ていて、注入するときにそれらが混じり合って硬化するのだそうです。
木造フレーム。
外側には木材の名前がプリントされた部分が露出しています。
E110以上 SD20 ドライ・ビーム と書かれています。
これがフレームの脚部。この穴にホームコネクターを挿入してコンクリートの土台と緊結します。
こちらの穴はT型のホームコネクターを挿入して、木造フレーム同士を緊結します。
職人さんの道具。
荒っぽさと繊細さが同居しています。
作業の進め方とも似ているように思います。ざっくりとしていて尚かつバランス良く全体の精度を上げて行くという作業の仕方と、道具の使い方は密接な関係があるように思います。
職人さんの道具。
実に色んな道具が腰からぶら下げられるようになっているのですね。
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