Thursday, June 7, 2012

定例に参加


解散して田中さんと僕はガストに行き、3階の北側のトップライトの位置について話し合いました。
前回のブログにも書いたように、3階のキッチンの窓が養老乃瀧の窓と正対してしまうので、これは上に上げることにしました。
そして、もう一つの北側につく窓に関してはもう少し東側に寄せると養老乃瀧の3階部分から完全に外れることになるので、そこまで移動することになりました。

このような変更が可能かどうか、田中さんがひたすら木柱の本数を数えて、ユニットとなる単位を確認して下さいました。

一段落付いてから渡辺さん、平川さん、そして家具建具屋さんが参加しての定例が始まりました。
普段定例会議は週一回木曜日に開かれているのですが、仕事の都合もあり参加したことがなく、どのように話し合ったり、進めているのか興味津々でした。

まずは家具について、契約図面の建具表と展開図を見ながら、建具屋さんが図面を起こす前に注意する点は何かという事を聞いて相談して行きます。

地下の寝室のベッドの所に設置される収納兼間仕切りに関して照明器具を組み込むこと、配線やスイッチの位置などを田中さんが伝える。

1階はエントランスホールに向かって開く引き分けの扉についてVレールではなく吊り扉とすることになりました。吊り扉のためのレールの規格で最小の物が31ミリで重さ30キロまで吊れるとのこと。

2階寝室の引戸は吊りもとのレールが、既に天井打ち放し仕上げになっていてしかもふかしがないので露出にする他ないということになってしまいました。コンクリート打ち放しの面が綺麗に続いているので、金物でそれを区切ることになってしまうのはちょっぴり残念。

2階水回りの引戸も確認。3階はフィガロハウスのFRPグレーチングで作る扉の蝶番と閂の付け方を検討してもらうことになりました。また、階段の上端に設置するゲートの収め方、金物の種類に関して家具屋さんと田中さんが議論して決めていきました。

ピアノ蝶番や、縦軸の蝶番、フランス落しと言う錠の付け方など話し合っていたが、よく分からなくてついて行けませんでした。勉強不足を痛感するとともに、田中さんが実に細かいことまで良く知っていて感心させられました。

3階のキッチンも話し合いました。引出の形、ガイドレールなのかキャスターなのか、などなど使い勝手に関わる部分を丁寧にお伝えしました。

カウンターを人研ぎにしたい(これはmeenaxyさんのブログで知識を得ました)と言うことも伝えたところ、渡辺さんがiPadですぐに検索して概要を確認してくれました。やってくれる職人はいるだろうとのこと。実現に期待が膨らみます。

併せて冷蔵庫周りの収納についても話し合い背板の有る無しなどなどを家具屋さんにお伝えしました。キャスターつき収納家具も少しだけ話し合いました。

建具に共通する仕様として、建具の端部は縦勝ちにして、左右の端部は堅木、上下はテープとする事になりました。渡辺さんが黙っていながらも鋭い目で睨んでコストアップの要因が潜んでいないかチェックしているようでした。

家具建具屋さんが帰り、定例の続きを開始。前回議事録の確認から確認事項、議事ごとの議論を行いました。
議題に移り、先ほどの打合せで決定した3階北側のトップライトの位置変更を伝える。
工程表も確認。来週始めにコンクリート打設、木材製品検査が13日水曜の午後、その後適当なタイミングで仮組の確認、6月最終週に上棟。月末頃に上棟式。

いよいよ上棟が目前に迫ってきました。

定例はその後も続いたのですが用事があってお先に失礼しました。細かいことまできっちり詰めていくという打合せはとても勉強になりました。議論の内容も専門的な知識がぎっしり詰まっていてとても面白いのですが、このタイミングでこのようなことを打ち合わせて決めていくんだなと、現場の進み具合と打合せの内容がどのようにリンクしているのかというのが分かり、それが面白いと感じました。

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