6月の28日(木曜日)、前日まで雨の予報だったのですが何とか夜までは天気が持ちそうだということで、予定通り現場見学会と上棟式を執り行うことができました。
御参加頂いたみなさま、心から御礼申し上げます。
気忙しくなってしまい、写真を撮るのをすっかり忘れてしまったので1枚も写真がないので、文章で覚え書きを記しておこうと思います。
午前中は現場で定例打合せ。(設計の田中さんと施工の渡邊さん、平川さんらが参加)
1時から現場見学会。ぼくは仕事があり4時頃まで現場に行かれなかったのですが、その間にパラパラと訪れてくれる人がいたそうです。
4時頃に行くと、現場は既に綺麗に片付けられ、エントランスの部分や3階の東西に紅白の垂れ幕が下げられていてとても華やかな様子になっていました。
TH-1のみなさんが顔を合わせる度に、おめでとうございます、と仰有ってくれて感激でした。
確かに我々施主一族に取ってとてもおめでたい事ではあるのですが、古いビルを取り壊して更地にし、そこからここまで建築を作り上げて下さった方々を慰労するのが今日の主旨。失礼のないようにおもてなしをしなくてはと気持ちが引き締まりました。
4時過ぎからも田中さんのお知り合いや研究室のOB、現役の学生、そして恩師でもあるF教授もいらして下さり、最終的にとても意義ある現場見学会になったと思います。お越し頂いたみなさま、ありがとうございます。
5時前頃から宅配便が届いたり、お寿司の出前が届いたり慌ただしくなってきて、TH-1のみなさんがテーブルセッティングをして下さり、どんどんと式の場が整ってきました。それに合わせるように、どういうわけか僕の緊張も高まってきました。
5時少し過ぎに甥っ子達も現れ、施主サイドが全員揃ったところで上棟式の開始。
完全に緊張しきった僕からまず挨拶。我々が思っている本日の上棟式の主旨(現場で働いていらっしゃる皆様の慰労と今後の工事の無事を祈念すること)を申し上げ、神式ではなく、キリスト教式の上棟式を行わせてもらうことを説明し、式の流れをご案内しました。自分でも不思議なほど緊張してしまい、しどろもどろになってしまいました。
続けて設計の田中さん、TH-1社長の朝倉さんからご挨拶を頂きました。
そして、正直これはどうなんだろうと思いながら企画していた讃美歌斉唱。前日に調布教会からお借りしていたヒム・プレーヤでメロディーを流し、「帰れよ我が家に」というフレーズが印象的な讃美歌1の517番を歌いました。
続けて妻がキリスト教式のお祈りをしてこれまでの工事について神様に感謝しこの先の工事の無事を祈りました。
最後に父が乾杯の音頭を取り乾杯。続けて職人さん達が自己紹介をして下さり、後は歓談。
とても和やかな会になりました。
会の途中から、ワンコの散歩友達のチャタパパさん、ママさんが一升瓶を持参していらして下さり、更に地元のお肉屋さんも挨拶に駆けつけて下さりました。
30分ほど会食をしたところで中締め。樋口建工の樋口さんが音頭を取って三本締め。
職人さん達はそこで帰って行きました。帰りがけにお土産として小さな日本酒のボトルをお渡ししました。車で来ているためアルコールは飲めない方が多かったので、家に帰ってから楽しんで頂ければと思います。
更に少し歓談した後に本締め。今度は現場監督の渡邊さんが一本締めをして下さいました。余ったお寿司は学生に大学まで持っていってもらうことにして食事の後片付けをして、解散。
終始準備から片付け、会の流れなどTH-1の方々が働いて下さり、さすが経験豊富でツボを心得ているな、と感心させられました。本当にどうもありがとうございました。
やはり上棟して家の骨格が定まるというのは家造りの過程の中でも大きな節目なのだなと実感しました。このタイミングでみなさんに参加して頂き、上棟式を執り行うことが出来たのはとても良かったなと思います。
Friday, June 29, 2012
Monday, June 25, 2012
上棟の様子
次々と、屋根のユニットが吊り込まれてきます。
奥で田中さんが依頼したカメラマンの方が刻一刻と変わる現場の写真を撮影しています。
見る見るうちに内部空間が出来上がって行きます。
天高くから屋根が降ってくるようで不思議な光景です。
途中で、ユニットが全部設置されてしまう前に、屋根を葺く材料が搬入されました。
搬入されたのは写真に写っている木毛セメント板、構造用合板、断熱材などです。
かなり遠くからでも屋根の上にクレーンで吊り上げられたユニットが見えます。
駅前の方から見るとクレーンが道をほとんど塞いでしまっているように見えます。
ほぼ完成。
最後の1ユニットが設置されています。
最後まで慎重に。棟梁さんと丸宝さんが見守っています。
そして遂に完成!
外観はこんな様子です。
奥で田中さんが依頼したカメラマンの方が刻一刻と変わる現場の写真を撮影しています。
見る見るうちに内部空間が出来上がって行きます。
天高くから屋根が降ってくるようで不思議な光景です。
途中で、ユニットが全部設置されてしまう前に、屋根を葺く材料が搬入されました。
搬入されたのは写真に写っている木毛セメント板、構造用合板、断熱材などです。
かなり遠くからでも屋根の上にクレーンで吊り上げられたユニットが見えます。
駅前の方から見るとクレーンが道をほとんど塞いでしまっているように見えます。
ほぼ完成。
最後の1ユニットが設置されています。
最後まで慎重に。棟梁さんと丸宝さんが見守っています。
そして遂に完成!
外観はこんな様子です。
現場の細々したもの
現場に置かれていた細々した物たち。
これは木材と木材を剛接合するホームコネクターという金物です。
これを使用するためには講習を受けなくてはならないし、特許のせいなのか高額な部品なので使用箇所を減らしたいのだという事を計画の段階で聞いていました。
これがT型のもの。
Tの足の部分から接着剤を注入すると、両側から接着剤がはみ出してきて金具が挿入されている木材を剛接合してくれるのだそうです。
土台パッキン。東側の庇の部分で雨に濡れる可能性のある場所は、コンクリートの腰壁と木造のフレームの間にこのパッキンを挟み込んで少しでも水が木材に触れないようにします。
テラスのカウンターには職人さん達の色々な道具が散りばめられています。
既にカウンターとして使われ始めているのですね。
職人さんの道具。職人さんの作業は大まかに位置を決めて、それを微妙な調節をしてきちっと仕上げていくのですが、その段階を踏んで精度が上がっていく様を見るのは実に興味深いものでした。
こちらは縦型のホームコネクターという金物。土台となるコンクリートの腰壁と木造フレームを直接緊結します。最初は木造フレームと腰壁の間に一枚鉄板を挟み込む必要があるとのことだったのですが、無くても良いことが分かり、直接木造フレームがコンクリートの上に載っかることになりました。
これはレーザー墨だし機かな?立派な箱に入っていましたが、僕らが3階に上ってからは使われていませんでした。
職人さんの腰からぶら下がっている道具入れ。年季が入っていてかっこいいです。
ホームコネクター用の接着剤。
2種類の液体から出来ていて、注入するときにそれらが混じり合って硬化するのだそうです。
木造フレーム。
外側には木材の名前がプリントされた部分が露出しています。
E110以上 SD20 ドライ・ビーム と書かれています。
これがフレームの脚部。この穴にホームコネクターを挿入してコンクリートの土台と緊結します。
こちらの穴はT型のホームコネクターを挿入して、木造フレーム同士を緊結します。
職人さんの道具。
荒っぽさと繊細さが同居しています。
作業の進め方とも似ているように思います。ざっくりとしていて尚かつバランス良く全体の精度を上げて行くという作業の仕方と、道具の使い方は密接な関係があるように思います。
職人さんの道具。
実に色んな道具が腰からぶら下げられるようになっているのですね。
建方2
いよいよ3階に上って建て方の現場を見ます。
木造フレームのユニットが吊り込まれて来ました。
大体の位置までクレーンを指示して持って来て、その先は人力で位置を調整しながらちょっとずつ下ろしていきます。
隣のユニットと10センチほど隙間を空けて設置。
ユニット同士を緊結するホームコネクターという金物を間に挟み込んで、穴の位置をきっちり合わせてから水平にユニットをずらしてくっつけます。
最初の3ユニット分は、設置の仕方を試行錯誤しながら進めて行ったので少し時間が掛かりました。
ユニットをコンクリートの腰壁の上に下ろしてから正確な位置にずらすのは、大きな木のハンマーで叩いて少しずつ移動させていきます。
さらに次のユニットが吊り込まれて来ました。
搬送用のトラックが次のユニットを取りに行くため(新座の工場まで)早く荷を下ろさなくてはならないようです。
ユニット同士が角度を変えて並べられると、不思議な現代建築のようにも見えます。
建方開始1
朝6時半に現場の前に行くと既に重機がスタンバイして、渡邊さんもいらしていました。
後から聞いたところ、天候が怪しかったのでなんと3時から準備して工事を行うかどうかの見極めをして下さったとのことでした。
無事天気は持ちそうです。
かなり肌寒い天気でしたが、作業をする方々には涼しくて良かったのではないでしょうか。
3階の木造フレームのユニットが現場に届きました。
朝の通勤時間帯だったので多くの人が珍しそうに眺めていました。
2台目のトラックも少し離れたところに待機しています。
養生された状態のユニットはかなり小さく見えます。
職人さんが載っかっても問題ない強度でフレームが出来ています。
木造ラーメンです。
吊り込み開始。
電線を避けながら高々と持ち上げられます。
確かこのクレーンはアームの長いピタゴラスと呼ばれるもの。
建物の一番奥、西側からユニットが設置されていきます。
2台目のトラックに載っているユニットは窓の穴が空いています。
こちらも身長に吊り上げていきます。
こうやって見ると本当に電線が多い。
引っかけて切ってしまわないかハラハラします。
横から見るとこんな様子。
人通りの多い道に面しているので、誘導員の方も大忙し。
近隣のみなさま、ご迷惑をお掛けしました。
少し離れて見たところ。
アームが敷地奥の方まで伸びているのが分かります。
よくこんなにアームを伸ばして転倒しないな、と思います。
こういう事からも1ユニットの大きさが制限されるのですね。
そして向かい側の空き地から見たところ。
Thursday, June 21, 2012
型枠が無くなりました
数日現場をしっかり見に行くことが出来ていなかったので、今朝は板金のサンプルを持って現場に行ってきました。
型枠はなくなったのですが養生の為にシートが張られているので、ぼんやりと姿が見えます。
上がエントランスホールの開口部。下が父書斎の上部にくるハイサイドライト。
面白い距離感が生まれていると思います。
共用玄関から子世帯玄関へと上る階段。
結構エントランス前の空間から子世帯の玄関まで見通せることが判明しました。
階段の一番下には扉が付くのですが、普段は開けっ放しでも良いような気がしてきました。
地下。母書斎のハイサイドライトから内部を覗き込んだところ。
左側に途中まで完成したコンクリートの階段が見えます。これより下の部分はRCではなく家具で作られる予定です。
思ったより寝室の奥まで見通せてしまうので、夜は何か目隠しが必要そうです。
エントランスへと導く階段の型枠。
型枠の作り方の勉強になります。
そして上の階段を上る方向から見上げてみました。
コンクリートの色はだんだん明るくなってくるのか、先に打設された部分の方が白っぽく見えます。色味が早く馴染んでくると良いのですが。
エントランス上部の庇が少し欠けたように見えます。
やはりこの薄い庇の先端までコンクリートを流し込むのは難しかったのかもしれません。
型枠はなくなったのですが養生の為にシートが張られているので、ぼんやりと姿が見えます。
上がエントランスホールの開口部。下が父書斎の上部にくるハイサイドライト。
面白い距離感が生まれていると思います。
共用玄関から子世帯玄関へと上る階段。
結構エントランス前の空間から子世帯の玄関まで見通せることが判明しました。
階段の一番下には扉が付くのですが、普段は開けっ放しでも良いような気がしてきました。
地下。母書斎のハイサイドライトから内部を覗き込んだところ。
左側に途中まで完成したコンクリートの階段が見えます。これより下の部分はRCではなく家具で作られる予定です。
思ったより寝室の奥まで見通せてしまうので、夜は何か目隠しが必要そうです。
エントランスへと導く階段の型枠。
型枠の作り方の勉強になります。
そして上の階段を上る方向から見上げてみました。
コンクリートの色はだんだん明るくなってくるのか、先に打設された部分の方が白っぽく見えます。色味が早く馴染んでくると良いのですが。
エントランス上部の庇が少し欠けたように見えます。
やはりこの薄い庇の先端までコンクリートを流し込むのは難しかったのかもしれません。
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