Saturday, September 15, 2012

ポーターズ・ペイントでのワークショップ

しばらく忙しくてブログのアップロードが滞っていましたが、少しずつ遡って記録を残して起きたいと思います。

ワークショップに先立って寝室の壁に塗るペンキの色の候補を選びました。ブルー系3色とイエロー系1色。でもお貸し頂いた色見本では小さすぎて、実際に塗ったらどのような感じになるのかが想像できず大まかな方向性を決めるというつもりで選びました。ブルー系が本命で、もしかしたらイエローも良いかなと言う意外性もあり、ということで1色。




土曜日の朝、武蔵溝ノ口で田中さんと待ち合わせをしてポーターズ・ペイントへ。駅から歩いて7、8分のところに社屋があります。

まずはポーターズ・ペイントのスタッフの方と打合せ。持参した図面で塗る箇所を説明し、床に敷くリノリウムのサンプルと家具に使うシナの端材を見せながら、選んでおいた候補はどうかと相談に乗ってもらいました。
天井が打ち放しコンクリートであることも説明すると、スタッフの人は部屋の中に割と色んな色味の要素が多くあるので、イエロー系のターメリックを選ぶとちょっとゴチャゴチャした感じになってしまうのではないかとアドバイスをくださいました。ブルー系の色については木の色とも相性が良いので悪くないのでは、と。そして参考にと、ファイリングされた施工事例集を貸してくれました。
事例を見ていて感じたのは、想像していたよりも一段階彩度が高い位の方が、言い換えると少し思い切ってビビッドな色を選んだ方が楽しげに見えると言うこと。ただ残念なことに事例集にはサンプル帳のどの色を使用した事例なのかと言うことが一切書かれていないため、対応関係が不明でした。
そこで、打合せが終わってからサンプル帳を持って、社屋内のワークショップのためのスペースで実際にペンキが塗られている場所に行って、候補の色と近い色を見て参考にすることにしました。

左側が第一候補にしていたスモーキーブルーという色にかなり近い色だったのですが、広い面積に塗られているのを見てみると、グレーにかなり近く見えてしまい、退屈な感じがしました。


上の写真の右側と下の写真が、カーン(Kahn)という色に近い、少し緑がかったブルーと割と近い色で塗られた壁です。ちょっと刷毛跡を残す仕上げになっていてわかりにくいのですが、彩度としては、このくらい鮮やかでも良さそうだと思いました。


11時からワークショップ開始。参加費は一人1500円。

先ほど相談に乗ってくれたスタッフの方がまずスライドでペンキの塗り方について、養生の仕方からペンキの塗り方まで教えてくれます。

最近オーストラリアにある本社の方に逆輸出するに至ったという日本の色シリーズについても紹介をしてくれて、「みなさんも文明ではなく文化を大切にしましょう」と言われたのには少々驚きました。以前、ポーターズ・ペイントを訪れたときに対応してくれたスタッフの方も割と印象的なことを話す人だったので、こちらの会社はかなりポリシーがあって、スタッフもそれに誇りを持っているのだろうと想像されます。

スライドに続いて実際の体験です。今回はすでにペンキの塗られている壁に上塗りするので必要ないので省略ということだったのですが、スタッフの方がシーラーというもの(ペンキの染み込みを防止する目止め下地材)をちょこっと塗って見せてくれた後に、実際にペンキを塗り始めました。

参加者もエプロンと刷 毛を借りて紫の壁をピンク色に塗りつぶしていくという、やや病的な(?)塗り替えを行いました。大きな刷毛で手を動かす方向も特に気にする必要なく、塗り残しだけ無いように気をつけて塗っていきます。かなりアバウトに塗ってもまるで気にならないので、思ったよりもずっと簡単でした。

シーラーもペンキも一応乾くのに2時間必要と書かれているけれども、夏の乾燥した日だったら30分で十分とのこと。シーラーは一度塗り、ペンキは二度塗りする必要があるのですが、狭い面積だったら1日あれば十分完成できそうです。臭いもきつくなく、ホルムアルデヒドも含有量がとても少ないらしいので換気も気にしなくてよさそうです。


ほぼ塗り終わった状態。数人でやったので、あっという間に塗り終わってしまいました。


 最後に価格と納期の確認をして帰りました。
これくらいの労力だったら楽しそうだし、施主施工でも良いなという感触を得ました。

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