Sunday, December 12, 2010

エレベーターの種類

12月9日、Tさんと打合せ@openvision 

T先輩にお願いをして、週末に現在検討中の図面のデータを送ってもらったのに、結局このところ調子が悪くて週末は殆ど寝ていたので全くいじることが出来なかった。エレベーター周りの構成を変更して、図面を直しますということだったので、とにかくお任せすることにして、打合せに臨むことにする。

午前中は会議。昼ごはんを駅前のスタバで済ませて、代田橋のT先輩の事務所に向かう。2時から打合せの予定で、ちょうど良い時間に到着。コーヒーを入れて頂いて打合せ開始。

前回の打合せでは、エレベーターの扉一枚で住戸間を行き来できてしまうのでは共同住宅にならない、という難題が発生したということで、一応解決策も考えてくださってはいたけれども、プランの魅力が損なわれるのも事実で難しそうだという感触だった。

今回の最大の問題もエレベーター。共同住宅と定義される建築ではホームエレベーターという範疇に入るエレベーターは使用できないということが判明したのだ。ホームエレベーターではないエレベーターというのは、乗用エレベーターと呼ばれるらしい。問題は、乗用エレベーターになると、設置のコストが700万円以上、そして毎年必要なメンテナンス費用が40万円。これはなかなか厳しい。というか現実味が無いと言ってもいいように感じる。ここで、エレベーターを付ける場合は共同住宅にするという可能性はほとんどなくなったと思う。

では、ホームエレベーターにした場合はどのような問題があるかというと、共同住宅ではなくて一戸建ての住宅ということになるので、共用部分の延べ床面積からの除外という緩和規定が利用できなくなる。つまり、容積率ぴったりの面積までしか建てられないので、この前までのプランよりも少し面積を削らなくてはならないということだ。それと、四階建ての耐火建築物となるので、階段とエレベーターホールを防火区画としなくてはならない。けれども、これに関してはT先輩が防火区画となって防火扉をつけなくてはならない場合でも煙探知機のついた火災時に自動で閉まる防火扉というのを使用すれば、そんなに閉鎖的な空間にはならないで済むかもしれないと、解決策を提示してくださる。

その他、家具の配置や、4階のプランでリビングとダイニングの配置についてなど話し合う。ファサードについても少し話題になる。どうしてもエントランスの付近にエレベーターを配置しなくてはならないので、開口部のない大きな柱上のボリュームがファサードに出てきてしまうのが、どうにもならなくて困った感じ。

4時過ぎまで打合せをして、お別れ。クタクタになったので駅前のコンビニでアイスを買って食べる。

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