Monday, December 13, 2010

東京都安全条例のかべ

12月13日、仕事を済ませてからT先輩と駅前のスタバで打合せをする。
13日の午前中にまた民間の確認機関に協議に行ってくださったらしい。これまでは、共同住宅としてどうだろうか、という観点からチェックをしてくれていたのだが、今回は1戸建て住宅としての法的な問題をチェックしてもらったそうだ。
その結果、大きな問題が発生。両親世帯の1階と2階を結ぶ階段の降りきった地点から、敷地の外に出るまでの間が用途の生ずる部分とは、防火壁で区画されなくてはならないというのだ。要するに、今までキッチン脇に降りてきていた階段からリビングを通って玄関へ出る間に通路を確保できるように防火シャッターを設置しなくてはならないということらしい。
これに関してはさすがのT先輩もお手上げで、解決策としては2階から1階に降りる階段を一つにして、僕達の世帯と共用するしかないという。こちらの階段はエレベーターホールへと直接降りてくる階段なので避難の問題は生じない。ここまでの範囲を共用部分として捉えるしかないでしょうとのこと。しかたあるまい。
T先輩が気にしていたのは、2階の階段を登り切った地点から、僕達のフロアである3階のエレベーターホールがみえてしまうということ。3階と4階を行き来しているときに、1階と2階を行き来している人がいると、階段越しに目があってしまうのだ。これはもう、カーテンでも付けて解決するしかないだろう。それほど気にすることでもないように思う。しかしこの点は妻に聞いてみなくてはならない。
それから階段の登り始めの位置を反対にしてみることをT先輩が検討し始める。正直、階段の上下がぐちゃぐちゃになって混乱してしまい、なかなかT先輩がなにをどのように検討しているのかが分からずついて行けない。
階段の位置の付け替えに関しては、ひと通り検討してみたものの4階で無駄な空間ができてしまい、現在のプランの伸びやかさが損なわれてしまうので辞めることにする。
続けて、1,2階間の階段が一本減ったので、そのスペースをどのように使うかを検討する。廊下にする案も考えるが、結局トイレを少し広めに取り、エレベーターホールの側からはフィガロの足洗い場に使えるような流しを設置することにする。
僕達の玄関というか、下駄箱はどこにしようかと考える。エレベーターを使う場合、直接4階まで行くだろうし、階段の場合は3階にまず入るだろうから、二箇所に靴を脱ぎ履きする場所を作る必要ができてしまう。エレベーター脇にそのためのスペースを設ける。その分さらに3階の寝室の収納が減ってしまう。大丈夫かなぁ。。。
T先輩はどんどん図面に修正液で訂正を入れては、製図用のシャープペンで書きこんでいく。三角スケールを適宜使用して寸法を確認したり。改めて、さすがはプロと思う。打合せをしながらどんどん図面を作って行ってしまう。
たっぷり2時間半ほど打合せをしてスタバを出る。

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