Friday, December 24, 2010

妻と一緒にopenvisionを訪れる

12月21日、openvisionで打合せ

午前中に市役所の人たちが来て、その後パルコで買い物をし、一度家に帰って昼食を済ませて代田橋のopenvisionへと向かう。2時の約束だったので1時半の電車に乗って行く。近いものだ。妻とopenvisionに行くのは初めてだ。インテリアの事例が載っている雑誌と、フローリングのサンプルを持参する。

A先輩がいたので妻を紹介する。T先輩がまず、地盤調査の見積書が送られてきたと言ってファックスを見せてくださる。費用は18万円くらいで、実際はもう少し安くなるかもしれないとのことだった。

次に修正されたプランを説明してくださる。キッチンがコの字型に変更されている。わずかながらキッチンの面積を削って、僕らの寝室の収納の面積を増やしてくれたのだ。カーンのフィッシャー邸のキッチンが、カーンの設計から変更されてフィッシャーさんの設計でコの字型になっており、これがとても使い良さそうだったと言って写真まで用意していてくださる。
やはり延べ床が厳しいので、どうやって面積を搾り出そうかという事を相談する。さすがにここまで来ると寸法も面積も、きちきちに詰まってきていて、どこも削るのが難しい。唯一ゆとりがありそうに見える、共有の玄関ホールを少し削って外部空間として、なんとか面積を搾り出すことにする。

妻は、寝室のタンスを処分したいと言い出す。僕はそれで全然構わないけれども、家具を作ることになったら高くなるんじゃないかなとやや不安。母が先日話していた、父と書斎も寝室も別々にするというのはどうだろうか、という事を今更とは思いながらも相談してみる。T先輩は、無理では無いけれども、そうすると完全に個室だらけの住宅になってしまって、コミニュケーションを図るスペースがほとんどなくなってしまうことを危惧しているとおっしゃる。今のプランだと、父と母の書斎が子供たちの通り道の脇にあるので、帰宅した子供たちが必ず顔を合わせるようになっているのだ。その点は確かに重要だと思うので、その線で母を説得しますと応える。

材料の話に移る前に、準備をしていた予算の話をする。費用リストをお見せして、分からない点などを聞いていく。解体費用は、近々建設会社から見積が上がってくるらしい。今のところ500万円を見積もっているけれども、かなり大きな額なのでもう少し小さくなることを期待している。肝心の建築工事費というのは、いわゆる坪単価で計算しているのだが、これに消費税が含まれるのか含まれないのかが分からない。5%というのはかなり大きな額なのでどうなのだろうか。T先輩は含まれないはずだとおっしゃる。だとすると今の我々の予算では坪単価95万円が上限という事になる。逆に、エレベーター設置費用や造り付け家具などは含まれるらしい。これらにかかる費用を300万円ほど見ていたので、これは削るか、建築工事費にプラスすることができそうだ。

確認申請・中間検査・完了検査の費用は、やはり民間に依頼すると高くつくらしい。役所だと4万5千円で済むところが15,6万円は必要になりそうだ。設計料は意匠・構造・設備設計とあるので14%くらいかなと思って見積もっていたのだけれど、T先輩はそんなにはいただけませんと言ってくださる。ありがたい、嬉しい、とても助かる。完全に丸投げ状態なのできちんとお支払いするつもりではいるのだけど。

続いてエコポイントの話や太陽熱利用の住宅に対する市の助成金について話をして、インテリアの材料の話に移る。持ってきた雑誌を見せながら、父と母の希望を伝え、材料と合わせて冷暖房の方法について話し合う。T先輩は輻射冷暖房機というのをお薦めしてくださる。確かにこれなら個室の多い我が家に適していそうだ。

1F床は石っぽいタイル、壁は珪藻土。2F床はコルクタイル、壁は板張り、天井に輻射冷暖房機。3F子供部屋は未定。子供たちに話を聞くということになる。我々の寝室、水回りの床はリノリウム、壁は塗装。なんとお風呂場はトイレと脱衣室と一体感を出さないと狭苦しくなるので在来工法でやろうという話になる。なのでタイルなどを使用することになる。4Fの床は色々と迷った挙句、無垢のフローリング。一応候補としてはオスモのフローリングを入れておく。マルホンのカタログにもノコメを残したフローリングがあったのだが、色が濃いものしか載っていなかったので保留とする。壁は、珪藻土にするか、漆喰にするか迷ったが、漆喰でも左官屋さんじゃなくても濡れるペイント式の物が安くできるというので、それに落ち着く。テラスは室内と高さを揃えられるということを優先してウッドデッキにすることにする。

2時から始めた打合せは終わったのが6時半。たっぷり4時間半も話しあって事務所を後にする。ぼくは疲れていたけれども助教の忘年会があったので、南大沢に向かう。参加者の少ないやや寂しい忘年会だった。

No comments:

Post a Comment