Wednesday, January 26, 2011

プランを考えてみる

T先輩が1月17日にTH-1に見積もりのための設計概要書を手渡してからしばらく設計のお話はご無沙汰していたのだが、その直前に構造の鈴木さんに相談するために送ったCADの図面が、CCで送られてきていたので、それをもとに考えてみることにする。

妻の妊娠が分かって、少しでも建物の面積を広げてゆとりを持たせたいと感じ始めたのもあり、年末にT先輩との打合せで少し話し合った、地下1階を父母の書斎・寝室にして、地上一階を玄関・リビングダイニングにするという案を具体的に図面にしてみようと考えたのだ。

素朴に、地下階を今のT先輩のプランよりも500ミリほど掘り下げて、容積率の緩和規定が適用される深さにすれば、延床面積にかなりゆとりができて上の方の階も広げられるのではないかと思い、とりかかることにした。T先輩は先日の電話で一度プランを検討してみたと言っていたけれども、あまりうまくいかないという話だった。でも図面として見ていないし、自分でもちょっと考えてみたいと思ったのだ。

1月22日、23日の週末はなんの予定もなく家にいたので、少し時間をかけてT先輩の作った図面をもとに、頭の中にあったプランを作ってみる。

24日の月曜日も仕事場で図面をいじってあれやこれや考えてみる。25日火曜日の昼にT先輩にメールで図面を送信。そのメールに設計の要点を書いたので転載。

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週末に時間があったので少し図面をいじってみました。
かなり怪しい部分も多々あると思いますが、ご覧になっていただけますでしょうか。

先日お電話したときにお話した、地下一階と一階を入れ替える案です。
入れ替えると同時に全体を容積率の緩和が受けられる高さまで下げています。
階段と諸室の位置関係が変わったので、子供室と僕達の居室の東西を反転させ、
階段を上る方向も向きを逆にしました。

B1
あんまり広げる必然性はなかったのですが、建物の輪郭を揃えるのと、
少しでも採光条件を良くするために父母書斎を道路際まで拡張しています。
階段が一本不要になったのでトイレを移動し、洗面台を脱衣室に入れ、
廊下が広くなった分、浴室を200ミリ大きな物に替えています。
ドライエリアの位置も少しずらしました。

1F
階段の位置が変わっています。
トイレがどうしても入らず、共用玄関ホールから入る形になってしまいました。
アプローチがテラスに上るような形になっています。

2F
諸室の東西方向を反転させました。
僕達の世帯もエレベーターを利用出来るように、エレベーターホールを共用とし、
アクセスできるように廊下を付けました。
その分室外機置き場がなくなっています。

3F
階段の向きが変わっています。
2Fのバルコニーに置かれていた室外機を3Fに移動してきたので南側のバルコニーが
完全に室外機置き場になってしまいました。なので少しだけ幅を縮めています。
東側にあったロフトをキッチンの上部に移動しました。 
天井の一番高い位置を南側にずらしています。
フィガロ用のゲートが無くなってしまいました。フィガロハウスも...

断面
B1、1Fを入れ替えたのと、全体を約500ミリ下げたのと、屋根の頂点の位置をずらしたのが、
主な変更点です。

延床面積
全体で14平米くらい大きくなっています。4坪くらいですので単純計算だと、
坪単価100万円で400万円+地下を余計に掘り下げることのコスト、の増額になるでしょうか...
建物の輪郭は変更されていないし設備関係が増えるわけでもないので、
そんなに極端な増額にはならないと期待してはいるのですが。

諸室の位置関係が少し良くなったような気がするのと、
エントランス周りのアプローチの感じが少し改善されたように思います。
父母世帯のリビングダイニングが家全体の中心になったようにも感じます。
子供室を将来的に僕達の世帯が使用することも容易に出来るようになりました。
面積が増えたぶん少しゆとりができたかな...
でも、少し手狭だと感じていた3階はそんなに変更する事ができなかったので、
なんの為にいじってみたのか正直よくわからないところもあります

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最後に書いてあるように、父母世帯の方は色々と改善点もあるように思うのだけど、僕達のスペースは基本的にほとんど変化なし。玄関から近くなったのは大きいけれども、肝心の面積はさほど広がってはいない。なんだかT先輩の作ったプランをなんどもいじったりしているうちに、そのままでもいいような気になって来てしまったというのも事実。

さて、どんな反応があるだろうか。
久しぶりに講評を待つ学生のような気分でドキドキする。

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