4月20日
朝、出かける準備をしているとT先輩から電話がかかってくる。なんと、もう一案考えてみたので見てみて欲しいとのこと。ひゃー、まったく驚かされる。後でメールするので見ておいてと言われて、明日の夕方に急遽打合せをすることになる。
どんな案が送られてくるのかどきどきする。
夕方の4時頃仕事場のパソコンにメールが届く。早速見てみると、ちょっと意外な感じ。エレベーターの位置が変わって、ファサードの真ん中に配置されている。そして階段の関係が少し変わり、それに伴い、僕たちの寝室が西側、子供たちの寝室が東側になっている。また3階の東側が今まで斜めに切られていたのに直角になっている。エレベーターが中央に移動したことで、地下の母と父の書斎が少し離れるように配置できている。
また、西側に計画されていた開口部周りの出っ張りがなくなってストンと終わっている。これはコストカットのためだろうか?
よくよく眺めてみないと何が改善されて変更されているのかが把握できない。
Wednesday, April 20, 2011
構造打合せ@openvision
4月14日
4時から構造の打合せということなので、その前に3時からT先輩と打合せ。大学からopenvisionへ向かう。
行くとすでにセイキという網戸メーカー(?)の営業の人が来ていて、ハニカムサーモという断熱効果のあるブラインドのようなスクリーンのようなもののサンプルを見せながら説明をしてくれる。T先輩が今考えているヴェルックスというメーカーの木製サッシの障子に取り付けられるかどうかを訊ねる。障子からガラスまでの見込みが50ミリ程度必要らしく、T先輩もヴェルックスのカタログを見て確認している。
傾斜面に付けるトップライト用のハニカムサーモは縁が太くて少し見苦しい。開いたときに縁があまり目立たないタイプは垂直面用で傾斜面には使えないらしい。下に引いて溜めて、上に引き上げて閉めるタイプは、頂点が中心にないとバランスよく引き上げることができないので半円形や二等辺三角形のような形でないとだめらしい。しまったときにすっきりと見えるようにしたいので、その場合天井に彫り込みを付けてそこに収まるようにしなくてはならないとのこと。天井懐がないので、結構難しそう。
セイキの営業の方が帰ってT先輩と少し話していたら構造家のSさんと担当のKさんがやってくる。Kさんは初対面なので名刺を交換する。構造打合せはかなり時間がかかる。
三階の屋根に関しては、間口方向に耐震要素がないので木造ラーメンとして金物を使用する方法がまず思いつくけれどもこれはコストアップになってしまうらしい。T先輩もあんまり無理してまでそのような架構方法にするのは消極的なのであまりなさそうな選択肢になる。120ミリ角の角材を並べて屋根を作るという方針は変更無しなので、木造ラーメンにする場合、小口同士をボルトと接着剤を併用して剛接合にして、そのような部材を何カ所か入れるという形でラーメンになるらしい。
木造ラーメンにしない場合はスチールの方立てをブレースとして使用することができないだろうか、とT先輩が提案する。その手もありそうだとの反応。或いは全て木造として構造用合板で数カ所に袖壁をつけるという方法もあるとSさんが提案する。平面図の構造壁を入れられそうな箇所にペンで色を付けていく。何となく、すっきりと長手方向に抜けている空間が途切れてしまうような気がして僕は今ひとつだなと感じる。
一階のスラブと二階のスラブの間に間口方向の構造壁が足りないことも判明する。エレベーターシャフトが吹き抜け、階段の部分も吹き抜けになってしまうのでスラブからスラブまでの力がうまく伝わらないのでエレベーター周りの壁が構造としてあまり計算に入れられないのだそうだ。そこでエレベーターシャフトの東側、アプローチ部分にスラブをくっつけてテーブルとするのはどうかという話になる。また、階段の段数を何とか詰めて階段側にも少しスラブをくっつけられないかを検討する。何とも厳しいせめぎ合いだ。
二階の浴室と階段の間の壁も120ミリで取っていたのだが180ミリは必要ということで、ここも寸法的になかなかタイトに詰まってきた。
地下のドライエリアに関しては本体の構造と一体化していることを条件に平均地盤面の算定に算入しなくてもよいという条件があるので、ここも構造との打合せが必要になる。構造設計の人は意匠設計の人よりも施工に近いのか、敷地境界線から地下を掘る場合にどの程度の距離を取っておく必要があるかなども判断してくれる。掘る深さから土留め壁に必要なH鋼の寸法を推測して、実際にどの程度の距離が必要なのかを計算するのだが、おおよそ500ミリくらいは欲しいという結論になる。
地盤調査に関しても進展がある。解体、着工のスケジュールを鑑みてどの辺で地盤調査を行うかを話し合う。ボーリングは解体後じゃないとできない。Sさんがすぐにボーリング試験に必要な機材がどのくらいの広さを必要とするか地盤調査会社に問い合わせる。
解体の時点ではすでに確認申請を済ませて工事契約をしていることになるので、地盤が予想よりも悪かった場合、確認申請をもう一度やり直さなくてはならない。予想していたよりも地盤がよかった場合は変更申請で済むとのこと。とにかく現時点では周辺データで推測して設計するしかないのだが、SS+ハンドオーガーという試験ならば小さなスペースでも可能なので、まずはそれを基本設計終了時点でやってみることにする。これで問題なしという結果が出た場合は、もうボーリング調査はしない。怪しいという結果が出た場合、ハンドオーガーでサンプルを採取しておいて土質試験を行う。それでも不明な場合は解体後にボーリング調査を行うという流れになる。
構造のSさんとKさんが帰って行った後、T先輩と二人でさらにしばらく打合せをする。まずは地下のプランについて。母が父と書斎をできる限り分けたいと考えているので、そのことを相談するが、取り敢えず扉を付けるだけなら後からでもできるので今のままのプランで行こうという話になる。寝室に関しては二人のベッドの間の壁を1800ミリ程度にし、足下に本棚を置くことで廊下からの視界を遮るようにする。
三階の南側の開口部に関しては、法規上の解釈がかなり曖昧であるという説明をT先輩がしてくれて、0.5平米以下ならば概ねOKだろうということ。0.5平米というと700ミリ四方くらいなので十分大きいのではないだろうか。模型ではスタディのために上下二段で三列、計六つの開口部が南側に付いているが、ヴェルックスの窓は一つ12万円くらいするらしく、ちょっと贅沢すぎるかな、と感じる。模型を覗き込みながらいろいろと迷った挙げ句、最初にT先輩が計画していたように2×2の4つの窓が付く形式が一番適当であるような気になる。
打合せの最後の方は集中力が途切れてしまって、なかなか考えがまとまらない。そしてそれに追い打ちを掛けるように、ずっとBGMとして流れているJ-WAVEのラジオ番組が早口言葉コンテストのようなことをやっていて、気が散ってしょうが無い。もう限界だなと感じた8時に打合せ終了。帰路につく。
夕食を食べてしばらくしたら、T先輩から今日の打合せを反映させて手直しした図面が送られてくる。まったく頭が下がる。仕事が早いし集中力が桁違いだなとつくづく思う。自分もだんだん仕事のペースを取り戻して、このくらい仕事のできる人間になれたらと思う。
4時から構造の打合せということなので、その前に3時からT先輩と打合せ。大学からopenvisionへ向かう。
行くとすでにセイキという網戸メーカー(?)の営業の人が来ていて、ハニカムサーモという断熱効果のあるブラインドのようなスクリーンのようなもののサンプルを見せながら説明をしてくれる。T先輩が今考えているヴェルックスというメーカーの木製サッシの障子に取り付けられるかどうかを訊ねる。障子からガラスまでの見込みが50ミリ程度必要らしく、T先輩もヴェルックスのカタログを見て確認している。
傾斜面に付けるトップライト用のハニカムサーモは縁が太くて少し見苦しい。開いたときに縁があまり目立たないタイプは垂直面用で傾斜面には使えないらしい。下に引いて溜めて、上に引き上げて閉めるタイプは、頂点が中心にないとバランスよく引き上げることができないので半円形や二等辺三角形のような形でないとだめらしい。しまったときにすっきりと見えるようにしたいので、その場合天井に彫り込みを付けてそこに収まるようにしなくてはならないとのこと。天井懐がないので、結構難しそう。
セイキの営業の方が帰ってT先輩と少し話していたら構造家のSさんと担当のKさんがやってくる。Kさんは初対面なので名刺を交換する。構造打合せはかなり時間がかかる。
三階の屋根に関しては、間口方向に耐震要素がないので木造ラーメンとして金物を使用する方法がまず思いつくけれどもこれはコストアップになってしまうらしい。T先輩もあんまり無理してまでそのような架構方法にするのは消極的なのであまりなさそうな選択肢になる。120ミリ角の角材を並べて屋根を作るという方針は変更無しなので、木造ラーメンにする場合、小口同士をボルトと接着剤を併用して剛接合にして、そのような部材を何カ所か入れるという形でラーメンになるらしい。
木造ラーメンにしない場合はスチールの方立てをブレースとして使用することができないだろうか、とT先輩が提案する。その手もありそうだとの反応。或いは全て木造として構造用合板で数カ所に袖壁をつけるという方法もあるとSさんが提案する。平面図の構造壁を入れられそうな箇所にペンで色を付けていく。何となく、すっきりと長手方向に抜けている空間が途切れてしまうような気がして僕は今ひとつだなと感じる。
一階のスラブと二階のスラブの間に間口方向の構造壁が足りないことも判明する。エレベーターシャフトが吹き抜け、階段の部分も吹き抜けになってしまうのでスラブからスラブまでの力がうまく伝わらないのでエレベーター周りの壁が構造としてあまり計算に入れられないのだそうだ。そこでエレベーターシャフトの東側、アプローチ部分にスラブをくっつけてテーブルとするのはどうかという話になる。また、階段の段数を何とか詰めて階段側にも少しスラブをくっつけられないかを検討する。何とも厳しいせめぎ合いだ。
二階の浴室と階段の間の壁も120ミリで取っていたのだが180ミリは必要ということで、ここも寸法的になかなかタイトに詰まってきた。
地下のドライエリアに関しては本体の構造と一体化していることを条件に平均地盤面の算定に算入しなくてもよいという条件があるので、ここも構造との打合せが必要になる。構造設計の人は意匠設計の人よりも施工に近いのか、敷地境界線から地下を掘る場合にどの程度の距離を取っておく必要があるかなども判断してくれる。掘る深さから土留め壁に必要なH鋼の寸法を推測して、実際にどの程度の距離が必要なのかを計算するのだが、おおよそ500ミリくらいは欲しいという結論になる。
地盤調査に関しても進展がある。解体、着工のスケジュールを鑑みてどの辺で地盤調査を行うかを話し合う。ボーリングは解体後じゃないとできない。Sさんがすぐにボーリング試験に必要な機材がどのくらいの広さを必要とするか地盤調査会社に問い合わせる。
解体の時点ではすでに確認申請を済ませて工事契約をしていることになるので、地盤が予想よりも悪かった場合、確認申請をもう一度やり直さなくてはならない。予想していたよりも地盤がよかった場合は変更申請で済むとのこと。とにかく現時点では周辺データで推測して設計するしかないのだが、SS+ハンドオーガーという試験ならば小さなスペースでも可能なので、まずはそれを基本設計終了時点でやってみることにする。これで問題なしという結果が出た場合は、もうボーリング調査はしない。怪しいという結果が出た場合、ハンドオーガーでサンプルを採取しておいて土質試験を行う。それでも不明な場合は解体後にボーリング調査を行うという流れになる。
構造のSさんとKさんが帰って行った後、T先輩と二人でさらにしばらく打合せをする。まずは地下のプランについて。母が父と書斎をできる限り分けたいと考えているので、そのことを相談するが、取り敢えず扉を付けるだけなら後からでもできるので今のままのプランで行こうという話になる。寝室に関しては二人のベッドの間の壁を1800ミリ程度にし、足下に本棚を置くことで廊下からの視界を遮るようにする。
三階の南側の開口部に関しては、法規上の解釈がかなり曖昧であるという説明をT先輩がしてくれて、0.5平米以下ならば概ねOKだろうということ。0.5平米というと700ミリ四方くらいなので十分大きいのではないだろうか。模型ではスタディのために上下二段で三列、計六つの開口部が南側に付いているが、ヴェルックスの窓は一つ12万円くらいするらしく、ちょっと贅沢すぎるかな、と感じる。模型を覗き込みながらいろいろと迷った挙げ句、最初にT先輩が計画していたように2×2の4つの窓が付く形式が一番適当であるような気になる。
打合せの最後の方は集中力が途切れてしまって、なかなか考えがまとまらない。そしてそれに追い打ちを掛けるように、ずっとBGMとして流れているJ-WAVEのラジオ番組が早口言葉コンテストのようなことをやっていて、気が散ってしょうが無い。もう限界だなと感じた8時に打合せ終了。帰路につく。
夕食を食べてしばらくしたら、T先輩から今日の打合せを反映させて手直しした図面が送られてくる。まったく頭が下がる。仕事が早いし集中力が桁違いだなとつくづく思う。自分もだんだん仕事のペースを取り戻して、このくらい仕事のできる人間になれたらと思う。
Tuesday, April 19, 2011
個室問題再燃
4月6日
新しくなったプランを印刷して父と母に説明しに行く。予想通り今回の大きな変更点に関してはなんの異論もない。父が3階の天井が低くなって圧迫感があるのではないかと心配していたが、寸法を見る限りそんなに低くはないから大丈夫と説明する。
子供部屋の二段ベッドにするかベッドを平置きにするかという問題は、とにかく二段ベッドで作っておいてどうしても床で寝たいならば布団を引きずり下ろして寝ればよいという無理矢理な解決にすることにした。
母がここまできても拘泥しているのが、父と母の書斎の空間を完全に分けてしまいたいという点だ。寝室と書斎をセットにして、家の東側と西側に分けてしまうことはできないだろうかと言う。そこまで個室だらけの家になってしまってよいのだろうか、という疑問を呈したり、母は書斎に荷物を置いてノートブックなどを使って専ら一階のダイニングで仕事をするのはどうかと使い方による解決を提案してみる。また道路側に寝室を持ってくるのは、騒音や振動があるからあまり望ましくないのでは、ということも話してみる。
母はそれでももう一つ納得していない様子だったが、押し切ってしまう。とにかく父と同じ空間にいるのが耐えられないのらしい。建築の作り方の問題ではないような気もするが。
新しくなったプランを印刷して父と母に説明しに行く。予想通り今回の大きな変更点に関してはなんの異論もない。父が3階の天井が低くなって圧迫感があるのではないかと心配していたが、寸法を見る限りそんなに低くはないから大丈夫と説明する。
子供部屋の二段ベッドにするかベッドを平置きにするかという問題は、とにかく二段ベッドで作っておいてどうしても床で寝たいならば布団を引きずり下ろして寝ればよいという無理矢理な解決にすることにした。
母がここまできても拘泥しているのが、父と母の書斎の空間を完全に分けてしまいたいという点だ。寝室と書斎をセットにして、家の東側と西側に分けてしまうことはできないだろうかと言う。そこまで個室だらけの家になってしまってよいのだろうか、という疑問を呈したり、母は書斎に荷物を置いてノートブックなどを使って専ら一階のダイニングで仕事をするのはどうかと使い方による解決を提案してみる。また道路側に寝室を持ってくるのは、騒音や振動があるからあまり望ましくないのでは、ということも話してみる。
母はそれでももう一つ納得していない様子だったが、押し切ってしまう。とにかく父と同じ空間にいるのが耐えられないのらしい。建築の作り方の問題ではないような気もするが。
10メートル以下に!
4月4日
T先輩から電話があり、断面とプランを整理したので見てみて欲しいとのこと。メールに図面を添付して送って頂く。なんと、断面を調整して攻めて攻めて、ぎりぎりのところで最高高さが10メートルを切ることが可能になったというのだ。そして、その結果中高層建物ではなくなるので日影斜線の規制を受けなくてよくなるという。従って3階の東側のテラスに面する開口面を北東向きではなく南東向きに切ることが可能になり、プランもそのように変更されている。そして、ギャンブレル屋根から、台形の歪んだような形に変わっている。
いやはや、とうてい10メートルを切ることは無理だろうと考えていたのと、せっかく高度斜線が緩くなって高さ方向は贅沢に作れるのがメリットだろうと思っていたので、すぐには納得できない。階高を下げることによって何かデメリットがあるのではないだろうかとあら探しをしてしまう。しかし、特に問題が見つからない。なんだか狐につままれたような気分だ。今までのプランのよいところはどこもスポイルされていない。敢えてあげるとすれば地下階が前の案よりも少し地中深くなっていて地上に出る量が減ったということくらいだろうか。それもほんの2,300ミリ。
電話を切ってから妻にプランを見せて、こんな形になったよと説明する。
T先輩への返事
3階プランの変更はかなりおどろきましたよ!
早速、妻には説明したのですが、 ぼくも妻も新しい案についてとても好印象です。
ぼくは、どうしてこんな解決方法が編み出せたのか、 どこかにしわ寄せが行っているのではないのか、
とちょっと疑心暗鬼になってしまいました。
3階は間違いなく以前よりも快適になっているのでは、 と思います。
南側の開口部に関しては、2×2で配置するのがよいのか、
或いは水平に4つ並べるのがよいのか、 などちょっと迷うところもありますが、
模型で検討するのがよいかもしれませんね。
と言うわけでぜひ1/50の模型をお願いします。
特に3階の空間のボリューム感というのが今一つつかめていないの で模型を覗いてみたいです。
まだ、2階の家族には新しい案を説明していないので、 明日にでも持って行こうと思っていますが、
大きな変更はないので多分、特に意見は出ないと思います。
そう言えば、玄関周りの袖壁が短くなっているのは、 どうしてですか?
それと、 3階の間口方向は壁的な要素が無くても木造ならば大丈夫なのでし ょうか?
そしてこれに対するT先輩からの返事がとっても丁寧!
T先輩から電話があり、断面とプランを整理したので見てみて欲しいとのこと。メールに図面を添付して送って頂く。なんと、断面を調整して攻めて攻めて、ぎりぎりのところで最高高さが10メートルを切ることが可能になったというのだ。そして、その結果中高層建物ではなくなるので日影斜線の規制を受けなくてよくなるという。従って3階の東側のテラスに面する開口面を北東向きではなく南東向きに切ることが可能になり、プランもそのように変更されている。そして、ギャンブレル屋根から、台形の歪んだような形に変わっている。
いやはや、とうてい10メートルを切ることは無理だろうと考えていたのと、せっかく高度斜線が緩くなって高さ方向は贅沢に作れるのがメリットだろうと思っていたので、すぐには納得できない。階高を下げることによって何かデメリットがあるのではないだろうかとあら探しをしてしまう。しかし、特に問題が見つからない。なんだか狐につままれたような気分だ。今までのプランのよいところはどこもスポイルされていない。敢えてあげるとすれば地下階が前の案よりも少し地中深くなっていて地上に出る量が減ったということくらいだろうか。それもほんの2,300ミリ。
電話を切ってから妻にプランを見せて、こんな形になったよと説明する。
T先輩への返事
3階プランの変更はかなりおどろきましたよ!
早速、妻には説明したのですが、
ぼくは、どうしてこんな解決方法が編み出せたのか、
とちょっと疑心暗鬼になってしまいました。
3階は間違いなく以前よりも快適になっているのでは、
南側の開口部に関しては、2×2で配置するのがよいのか、
或いは水平に4つ並べるのがよいのか、
模型で検討するのがよいかもしれませんね。
と言うわけでぜひ1/50の模型をお願いします。
特に3階の空間のボリューム感というのが今一つつかめていないの
まだ、2階の家族には新しい案を説明していないので、
大きな変更はないので多分、特に意見は出ないと思います。
そう言えば、玄関周りの袖壁が短くなっているのは、
それと、
そしてこれに対するT先輩からの返事がとっても丁寧!
おはようございます。
やっぱり、びっくりしましたよね。。
今の段階になってどうして?と疑心暗鬼も仕方ないと思います。。
いままで、 できないと思っていた前提がひっくり返った感じですよね。
これはいろんな面で全体のリファインをくりかえした結果、
階高が抑えられる方向に向かったのがよかったと思います。
たとえば、次のようなことでしょうか。
・地下をドライエリアに開いて深めにする。
・EVを2階までとする。縁側の床を上げる。 → EVのオーバーヘッドが確保できる。
・寝室階の床下、天井にふところをまとめて確保する。
最初はどうしても、 いろんな要望やアイデアを広げて可能性を探るので
あまり早い段階では全てを満たしつつ、 10m以下にすることを絶対条件にはできませんでした。
あと、500下げれば10m以下という数値を見て、
すこしづつ詰めればクリアできそうと思ったので、 思い切ってやってみました。
なにはともあれ、3階の気がかりがなくなって、ホッとしました。
とりあえず、次は模型を作ってみますね。
・南側開口部
2×2にしたのは、
高い位置に窓があったほうが、 将来隣地に斜線に近いものが建ったとしても
光が入り、空が見えて開放感があると思ったことと、 日射が奥まで入ると思ったからです。
模型でみてみましょう。
・玄関周りの袖壁
説明が足りませんでしたね。 バリエーションとして短くしてみました。
簡単に模型で見てみたのですが、 袖壁がないほうが全体的にすっきりするように思ったのです。
サッシの問題は、スチールの方立や無目を入れれば、
単体で認定を受けている防火設備サッシ(木製含む) を組み合わせて連窓、段窓にしてよいと
申請機関にOKをもらったので、 クリアできるかなというのもあり。
ただ、 木製の家具的な感じのほうがチャーミングかなと思う気持ちもあり 。。
これも模型で確認してみましょう。
・3階間口方向の壁
Sさんと相談したいと思っているポイントです。
部分的にはスチールを組み込むことを考えてもいいのかなと思って います。
いやはや、T先輩の手腕に驚かされる。
YMO現地調査
3月23日
YMO のYさん、Iさん、そしてT先輩が現地調査にくる。現在の月ビルの建っている周辺状況を確認。水道管の引き込み位置、下水のマスの位置、本下水道の通っていると考えられる位置などをチェック。5世帯分の上水栓があるので多分太い水道管がきているだろうとのこと。本下水道に関しては、家の前の道路を北側に数メートル行った箇所にあるマンホールを見つけ出して、道路のどの辺に通っているかを推測する。さらに裏の路地に入って家の西側の様子を見て頂く。現況でも、以外と南側から日射が入ることを確認する。
現地調査後に駅の南側にあるガストに移動して、コーヒーを飲みながら打合せ。T先輩が3階についてはまだアイディアの段階で了承を得てはいないのだけれども、と断ってから屋根をギャンブレル・ルーフにすることを提案する。これまで切り妻屋根でずっと考えてきたので面食らう。しかし、しばらく考えてみると悪くないような気がしてくる。ギャンブレルにして側面の部分を70度以下の角度にすると壁ではなく屋根扱いになり、そうすると開口部が防火設備ではなくてもよくなるというからくりがあるらしいのだ。三階の天井と屋根の構造は120角の柱をずらっと並べた形で作る予定なので、天井面が増えると木でできる面が増えて空間を包み込むような感じになるのではないかなと想像できる。
記入するように託されていた設備関連の希望のチェックシートをYさんにお渡しする。Iさんは飛田給に住んでいたことがあるとのことで、西調布についても結構詳しい。旧甲州街道沿いにある大鉢というラーメン屋さんが夫婦でやっていて美味しいのだという情報をゲット(日曜日に妻と甥っ子がすぐ食べに行ってきた)。
Yさん、Iさんと別れてから、T先輩と調布に移動してお昼ご飯を食べながら打合せ。東口近くのビルの足下に隠れるようにしてあるポワブルというレストランに入る。大根の天ぷらのようなものがなかなか美味しい。もっぱら3階の屋根のことを話し合う。
YMO のYさん、Iさん、そしてT先輩が現地調査にくる。現在の月ビルの建っている周辺状況を確認。水道管の引き込み位置、下水のマスの位置、本下水道の通っていると考えられる位置などをチェック。5世帯分の上水栓があるので多分太い水道管がきているだろうとのこと。本下水道に関しては、家の前の道路を北側に数メートル行った箇所にあるマンホールを見つけ出して、道路のどの辺に通っているかを推測する。さらに裏の路地に入って家の西側の様子を見て頂く。現況でも、以外と南側から日射が入ることを確認する。
現地調査後に駅の南側にあるガストに移動して、コーヒーを飲みながら打合せ。T先輩が3階についてはまだアイディアの段階で了承を得てはいないのだけれども、と断ってから屋根をギャンブレル・ルーフにすることを提案する。これまで切り妻屋根でずっと考えてきたので面食らう。しかし、しばらく考えてみると悪くないような気がしてくる。ギャンブレルにして側面の部分を70度以下の角度にすると壁ではなく屋根扱いになり、そうすると開口部が防火設備ではなくてもよくなるというからくりがあるらしいのだ。三階の天井と屋根の構造は120角の柱をずらっと並べた形で作る予定なので、天井面が増えると木でできる面が増えて空間を包み込むような感じになるのではないかなと想像できる。
記入するように託されていた設備関連の希望のチェックシートをYさんにお渡しする。Iさんは飛田給に住んでいたことがあるとのことで、西調布についても結構詳しい。旧甲州街道沿いにある大鉢というラーメン屋さんが夫婦でやっていて美味しいのだという情報をゲット(日曜日に妻と甥っ子がすぐ食べに行ってきた)。
Yさん、Iさんと別れてから、T先輩と調布に移動してお昼ご飯を食べながら打合せ。東口近くのビルの足下に隠れるようにしてあるポワブルというレストランに入る。大根の天ぷらのようなものがなかなか美味しい。もっぱら3階の屋根のことを話し合う。
Thursday, April 14, 2011
長い打合せ
3時からオープンヴィジョンで打合せ。まずはセイキと言うハニカムサーモスクリーンのメーカーとの打合せ。ヴェルックスの窓に取り付けられるかを確認する。
続けて鈴木さんと金田さんが来て構造の打合せ。三階の屋根を支える構造について議論する。この屋根の見え方がかなり重要だと思う。
鈴木さんたちが帰ってからも幸子さんと打合せ。7時半頃まで打合せを続ける。もうぼくは集中力が切れてしまってラジオの音が気になってしょうがない。田中さんはタフだなあ。
Thursday, April 7, 2011
Wednesday, April 6, 2011
駅舎の設計コンペ
群馬の富岡製糸場近くの駅の駅舎コンペ。審査員は隈さんや、乾さんなど。規模も小振りでとても面白そう。田中さんと一緒にできないかなあ。
仕事の帰りがけに田中さんから電話があり14日に構造の鈴木さんと打合せをすることになる。
夕食後プランの説明をしに二階の両親宅に行く。ややこしいことは、なるべくパスする。
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